盛岡タイムス Web News 2013年  4月 1日 (月)

       

■  参院選岩手選挙区 平野氏 政治信条は「保守」「原点に立ち返りたい」生活の党との連携は否定

 今夏の参院選岩手選挙区(改選1)に、民主党を離党し、無所属で出馬することを検討している平野達男参議院議員(58)は3月31日、出身地の北上市内のホテルで開かれた自身の北上後援会設立総会に出席した。支持者に対し、「保守」に軸を置く自分自身の政治信条の原点に立ち返りたいとの思いを伝えた。離党や無所属出馬には言及せず、記者団の質問にも「きょうの段階ではノーコメント」と答えた。生活の党との連携は否定。その他の党との関係については語らず、協力の可能性に含みを残した。

  後援会の設立総会には高橋敏彦北上市長をはじめ、支持者、来賓合わせて約200人が出席。離党が決まっていないこともあり、民主党の階猛衆議院議員や連合系の議員を含む県議5氏が激励に駆けつけた。後援会役員などを決定し、夏の参院選の勝利に向け、力を合わせていくことを確認した。

  総会は最後の「ガンバロー」三唱を除いて非公開。出席した支持者の男性(65)は「民主党への逆風の中、よほど危機感があったのだろう。離党すれば労働組合などの応援は得られにくくなるだろうが…」と平野氏の心情をおもんぱかった。

  総会後に取材に応じた平野氏は、離党や無所属での参院選出馬に関しては「ノーコメント」を通し、支持者に対しても「心配かけて申し訳ないという話はしたが、その件には触れていない」と述べた。

  ただ、自分の政治信条の原点が「保守」であり「原点に立ち返って(政治的な)立ち位置について考えているということは申し上げた」と話した。

  小沢一郎衆議院議員率いる生活の党との連携は「民主党に残った県議団とも一致しているが、まったく考えていない」と否定した。自民党をはじめ、その他の党との関係については「コメントを差し控えたい」とした。

  総会で後援会長に選出された中村好雄さん(72)は「地元として支援の輪を広げていきたい。北上市は出身地でもあり党派は関係ない。市民党であり県民党だという中で先生を支持していこうという考えが強いと思う」と述べた。

  平野氏は農水省を経て2001年7月の参院選岩手選挙区に自由党公認で初当選。07年には民主党公認で再選を果たし現在2期目。11年7月から昨年12月まで復興相を務めた。昨年7月の民主党分裂では、新党旗揚げに動いた小沢氏らとたもとを分かち民主党に残った。

  全国的に自公政権が安定した支持を得る中にあっても、岩手では自民、民主、生活の三大勢力がきっ抗。知名度が高く、実績にも一定の評価がある平野氏が無所属に転じる影響は大きく選挙の構図そのものが変わる可能性がある。

  今夏の参院選には共産党の菊池幸夫氏(54)、幸福実現党の高橋敬子氏(51)が出馬を予定。自民党県連は田中真一氏(46)を候補予定者として党本部に公認申請する。生活の党が4月中の候補擁立を目指すほか、社民党も同月中に擁立の結論を出すとしている。


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