盛岡タイムス Web News 2013年  4月 5日 (金)

       

■  材木町商店街 よ市が40年 盛岡に春告げる幕開け 今年はあすから 出会いと発見の道

     
  第5回(1978年)のよ市  
 
第5回(1978年)のよ市
 

 盛岡の春を告げる風物詩、第40回材木町よ市(盛岡市材木町商店街振興組合よ市実行委員会主催)が6日午後3時10分に開幕する。舞台は、市民や観光客に親しまれ、賢治の彫刻なども並ぶイーハトーブアベニュー材木町。盛岡市民はもとより県外からの観光客にも人気のよ市。春は、よ市からと多くの市民が、首を長くして開幕を待つ。よ市は過去39回、休まず続けてきた。40周年の今年は、「出会い・ふれあい・発見 季節を彩る路上買物市」をメーンテーマに、毎週土曜日、午後7時まで開かれる。期間は11月30日まで。

  よ市は1974年にスタート。よ市のよには、喜ぶの「よ」、夕方近くから始めて夜も行うので夜の「よ」、良い品の「よ」、良い品を余るほど並べる、余分の「よ」などの意味が込められている。

  第1回からけん引してきた同組合元顧問の岩渕晃行さん(78)は「昭和40年代、材木町かいわいの商売は大変厳しい時代だった。このままでは地盤沈下するばかり。若い層を中心に、何とか歯止めをかけようと考えて、よ市を開始した」と経緯を語る。

  当初は、わずか7軒で行われた。岩渕さんは「どうなるかと心配したが、口コミで人が増え始めた。2年目から30軒、5年目にはもう70軒を超えた。その後、コミュニティー道路事業を行い、メーンの道路幅を8bから14bに拡幅。歩道はカラー舗装した。賢治をイメージしたストリートファニチャーを設置したり街路灯も整備、駐車場も建てた。観光客や視察も増えた。継続は力。私は引退したが、よ市の今後の発展を期待したい」と話す。

     
  第30回(2003年)のよ市  
 
第30回(2003年)のよ市
 


  40周年のよ市には、よ市加盟店や市外などからの出店者も含め約100店が並ぶ。旬な野菜や果物、花、三陸の海産物などから、手作りパンやジャム、地場のワイン・ビール・牛乳、さらに骨董(こっとう)品、編み物などさまざまな品が並ぶ。6日は開幕祭として、各店独自なサービスやイベントなどが展開。同組合事務所前では3時10分から、40周年を記念したさんさ踊りパレードがあり、餅振る舞いも行う。

  同市手代森の農家、吉田恵子さん(83)は「第1回よ市から野菜を出している。なじみのお客と会えるのが楽しい。元気なうちは頑張る。今年も自家製の漬物や野菜などを出す」と話していた。

  宮沼孝輔同組合理事長(68)は「従来からの出店者に新店も参加し、さらにバラエティー豊かなよ市になる。手作り品なども充実する。最近は、野菜や花などの目的買いの客のほか、よ市の雰囲気を楽しみに来る客も増えている」と話す。

  40周年の記念イベントは、6月に講演会、10月にはC級グルメイベントなどを予定している。

  宮沼理事長は「多くのよ市ファンがあればこそ40回目を迎えられた。コンサートや結婚式なども行ったこともある。雨や雪の日もあったが続けてきた。こうして続けてこられたのは、市民と出店者、そして組合員らのおかげ」とよ市ファンらに感謝していた。


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