盛岡タイムス Web News 2013年  4月 12日 (金)

       

■  稲のは種作業始まる 紫波町の大牧農産 今月末までに1万箱

     
  大巻農産で行われたは種作業  
 
大巻農産で行われたは種作業
 

 紫波町大巻の農事組合法人大巻農産(佐藤正八組合長)は11日、稲のは種作業を始めた。同日は同組合員6人のほか、全農いわての新入社員2人が参加。5月初旬の田植えの時期を前に、大切な作業に取り組んだ。4月末まで、6日に分けて作業を行うという。

  作業では約2週間水に浸し、少しだけ芽が出た「ハトムネ状態」にした種を培土の入った育苗箱にまいた。その上からさらに培土をかぶせたあと、育苗器に入れて保存。水蒸気で温度調節し、芽が培土から顔を出したら育苗ハウスに並べる。

  4月末までに育苗箱1万箱分を作る予定。品種は8割がヒメノモチ、そのほか、ひとめぼれやこがねもちも取り扱う。

  同日の作業は午前9時に始まり、午後4時ころまで続いた。作業日は1日で育苗箱1700枚を目安に作っていくという。同組合ではほかに、鉄コーティング種子も作っている。種を1日だけ水に浸したあと鉄粉で1粒ずつ覆う。じかまき用の種で保存が可能、鳥獣の被害を防止する効果もあるという。じかまきのため育苗ハウスが不要で、収穫時期をずらせる利点もある。

  研修で訪れていた同社の佐藤真理江さん(23)は「苗になる前の状態を見たことがなかったので、知らないことばかりだったが面白く、勉強になった。種から苗を育てるまでに、たくさんの工程があったのが驚き。体力も必要な仕事だと思った」と現場での体験を振り返った。


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