盛岡タイムス Web News 2013年  4月 14日 (日)

       

■ 町家通りにゆかしき節句 14日まで「旧暦ひなまつり」 鉈屋町 仙北町

     
  えくぼのある三人官女をお披露目している上野豆富店内のおひな様  
 
えくぼのある三人官女をお披露目している上野豆富店内のおひな様
 

 盛岡町家・旧暦のひな祭り(同実行委主催)は13日、盛岡市の鉈屋町と仙北町かいわいで開幕した。江戸時代から家々に受け継がれてきたひな人形を一堂に公開。来場者は、風情漂う町家で思い思いのひとときを過ごしている。14日まで。

  ひな人形の展示は、昨年より7軒多い52軒が参加している。大慈清水向かいの和田米穀店では、米屋ならではの古道具とともに大正期の屋形びながお出迎え。スーパーかわてつ隣の根子家では、建物の修景工事の完成を記念し、小鼓と能笛の演奏と日本舞踊が味わえる。

  盛岡最古の豆腐屋として知られる上野豆富店では、江戸時代末期の古今びなのほか、何とも愛らしいえくぼのある三人官女をお披露目。同店向かいの千手院では、シキザクラが開花を迎え、来場者は足を止めて春の訪れを感じていた。

  初日13日には、開幕を飾る着物パレードが開かれ、盛岡芸妓の富勇さん、とも千代さんが花を添えた。盛岡市の船渡千佳子さん(43)と佳那さん(17)親子は思い出の着物でパレードに参加し、その足でおひな様を鑑賞した。千佳子さんは「着物だと、よりいっそうおひな祭りの気分が味わえる」と話していた。

  祭りは、町家の良さを伝える目的で始まり、9回目。村井軍一実行委員長は「家々の皆さまと心触れ合っていただき、改めて盛岡の良さを味わっていただけたら」と願う。

  共催する盛岡まち並み塾副理事長の大坪幸平さん(83)は「原敬の宝積(ほうじゃく)の精神をまちづくりの一つの指針にしている。歴史を大事にしながら、まちが活性化していけば」と話している。


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