盛岡タイムス Web News 2013年  4月 19日 (金)

       

■  〈潮風宅配便〉146 草野悟 三鉄全駅に動物駅員を

     
   
     

 4月3日、雨が強く降る日、三陸鉄道南リアス線、住民が待ちに待った再開通をいたしました。被災も大きかった沿線の各駅には、どこから人が集まってきたのだろう、と思えるほどたくさんの人であふれました。小さなお子さんからお年寄りまで、雨の中、傘をさして旗を振り、体いっぱいに開通を喜び合っていました。思わず涙ぐんでしまいました。

  三陸鉄道を勝手に応援する会では、開通を記念して「吉浜駅・鹿に乗っている猫駅員」「盛駅・大きなサンマを担ぐ猫駅員」を寄贈しました。会の最高顧問竹内重徳さんと顧問の阿部正樹さん、そして彫刻家の植野義水ご夫妻です。本来は三鉄の望月社長へお渡しする予定でしたが、望月社長は「藤原紀香さん担当」(笑)ということで、本部長の坂下さんに寄贈です。これで動物駅員は7駅となりました。全駅に着任させるのが会の目的です。製作費は会員の支援で賄います。それでもほぼ材料費のみで、植野さんの無償のボランティア製作です。ユニークな動物駅員が乗客を和ませてくれることが生きがいになっています。全線開通(来年4月)の時には、巨大なラグビーボールに乗った猫駅員を釜石に贈りたいと計画しています。

     
   
     


  三陸鉄道を勝手に応援する会のメンバー12人が、前日から吉浜の民宿に泊まり、吉浜の飛び切りおいしい浜の料理を堪能し、興奮の一夜を過ごしました。弁天荘のお母さんが、前日から自慢の「メガラ=メバル」を準備してくれました。実に美味、お酒も進み、前三鉄社長の山口和彦さんは、笑ったまま寝てしまいました。

  南リアス線再開には、かつてないほど多数の報道陣が集まりました。各社ごとにさまざまなテーマで取材し、全国へ発信してくれました。三陸鉄道の今後は、何よりも「乗っていただく」ことにあります。「三鉄が動けば沿岸も元気になる」と旗を振っていたおじいさんがつぶやいていました。頑張れ三鉄、一歩一歩、復興へ向かって前進です。(岩手県中核観光コーディネーター)


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