盛岡タイムス Web News 2013年  4月 20日 (土)

       

■ アスピーテライン開通 …でも初日から通行止め

     
   積雪と強風で全面通行止めとなった初日(緑ケ丘ゲート付近、19日午前11時頃)  
   積雪と強風で全面通行止めとなった初日(緑ケ丘ゲート付近、19日午前11時頃)
 

 八幡平市の主要地方道大更八幡平線(通称・八幡平アスピーテライン)は19日、約5カ月間の冬季閉鎖が解除された。解除初日は積雪や強風により、2009年の岩手、秋田両県同時開通開始以来、初めての終日全面通行止めでのスタートとなった。開通式と八幡平山開きは松尾八幡平ビジターセンターに場所を移し実施した。20日以降は天気が良ければ、通常通り通行可能となる。

  同日の八幡平は、時折雪が降るあいにくの空模様となった。盛岡広域振興局土木部によると、アスピーテラインの秋田県境、見返り峠付近では氷点下8度、積雪も十数aになった。除雪を実施したものの、強風により道路に吹きだまりができたため、緑ケ丘ゲートから先は通行止めの措置がとられた。

  アスピーテラインでは3月22日から除雪作業を開始し、今月12日に本県側10・6`の除雪を終えた。積雪は例年よりも30aほど少なかったものの、道路両脇にそびえる雪壁の高さは最大で8bと例年並み。天気に恵まれれば、八幡平の絶景を眺めながら雪の回廊を縫うようにドライブが楽しめる。

  同センターで行われた開通式・桜と雪の回廊観光キャンぺーンのオープニングセレモニーでは、八幡平市や盛岡広域振興局、観光団体の関係者らがテープカットで開通を祝った。その後、八幡平山開きの神事を行い、期間中の登山者の無事を祈願。餅まきや来場者への豚汁の振る舞いなどが行われた。

  田村正彦八幡平市長は「きょうは観光客の皆さんを山頂まで導くことができない山開き、開通式となった。残念だが、間違いなく雪は解け、この素晴らしい八幡平国立公園に県内外のお客さんを迎えられる。市もテーマとして観光振興を掲げている。あらゆる政策を駆使し、より多くの観光客に八幡平市に来てもらえるようにしたい」とあいさつした。

  盛岡広域振興局の杉原永康局長は「台湾のチャーター便も増便してもらい、台湾人にもかなり人気の雪の回廊。岩手土木センターが道なき道を1カ月間かけ、除雪をやってきた。桜と雪の回廊キャンペーンということで同時に見られる貴重な地域でもあるので、ぜひ盛岡をはじめ、地元の方々にも見てもらいたい」と話す。

  アスピーテラインは開通後も積雪や凍結の恐れがあるため、5月下旬頃までは夜間(午後5時から翌朝8時30分まで)は通行止めとなる。一般県道八幡平公園線(通称・樹海ライン)は26日午前10時の開通を予定している。


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