盛岡タイムス Web News 2013年  4月 22日 (月)

       

■  〈幸遊記〉120 照井顕 さいとうれいこの絵本ミサミック

 「おしゃれっぽきつねのミサミック」という絵本が、昨2012年12月25日、東京新宿区の草土文化から発売になった。その作者さいとう・れいこさんは1977(昭和52)年9月盛岡生まれ、現・東京在住の主婦。

  「ミサミック」は森一番のお洒落なきつねの女の子。自分で作った赤い花のワンピースを着て、大好きなお絵描きムウムさんに見せに行く。ミサミックは絵に、ムウムは服に、お互い感動し合い、その感動がまたそれぞれの作品となった時、ムウムは絵に合わせて作ってもらったお日さま色の服を着、ミサミックはムウムが夜に描いた星空色の服を着て、野原でたった一枚の絵の展覧会。集まって来たのはたくさんの森の仲間たち。るーらららー、るーらららー。

  この素敵な絵本に登場するほかの動物キャラクターたちも、実は別キャラとしての名があって、すでにその新作展示をこの2013年3月東京・綾瀬市のナチュラルカフェ「コンポステラ」で絵本の販売と合わせて行った。

  さいとう・れいこ(斉藤玲子)さんは、松園中から盛岡一高、武蔵野美術大卒・同大学院造形研究美術専攻を修了。これまでに「文学の教室」「文章の教室」「新文章の教室」などの本の扉絵や「日本語の教科書」等の挿画に採用され、今回の文と絵、いわゆる彼女の処女出版へとつながった。主人公の「ミサミック」は玲子さんの姉・聡子さんの子どもたち「ミサキちゃん」と「未来ちゃん」二人の名を合わせてできたキャラクターの名前というからなおカワイイ!

  この本を僕にプレゼントしてくれたのは、玲子さんの父・國忠さん(66)。彼と出会ったのは2004年北上川上流の四十四田ダム入口で僕ら夫婦が1年間だけ開いたカレー屋「喫茶ギャラリー1244」に来てくれたのが始まり。その後は「開運橋のジョニー」へもよく来てくれるようになっての今日。彼は市の会計課に始まり資産税課で卒業した盛岡市職員。定年後は、憧れ続けていた自由人となりヒゲをはやし、好きだった庭を心ゆくまで見たいと京都で1カ月以上もの一人庭三昧。音楽好きが高じてのサックス三昧。夫婦での絵画鑑賞。そんな彼だから娘の絵本作家としてのデビューは、ことさらにうれしそうなのだ。
(カフェジャズ開運橋ジョニー店主) 
 


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