盛岡タイムス Web News 2013年  4月 23日 (火)

       

■  下水道施設を長寿命化 盛岡市 5カ年で7・4億円投入 菜園・内丸の老朽化184f内

 盛岡市は、老朽化の著しい下水道施設の長寿命化対策に今年度から2017年度まで5年間で取り組む。事業費は概算で7億3900万円を見込み、管路施設と中川原終末処理場の中央監視制御棟の改築や設備更新を行う。管路施設については1953(昭和28)年から事業着手している菜園、内丸分区の184f内、管路延長31`を対象にしている。

  管路施設に関しては耐用年数がヒューム管の場合、おおむね50年と設定されており、市の下水道事業が最初に始まった菜園、内丸分区は老朽化が顕著だ。

  老朽化施設設備は今後も順次増加し、改築・更新需要や維持管理費の増大が懸念される。このため長寿命化対策を含む予防保全的管理が求められている。

  市では計画的な改築・更新により事故の未然防止、ライフサイクルコストの最小化を図っていく方針。08年度にできた下水道長寿命化支援制度(社会資本整備総合交付金)を活用し、5カ年かけて長寿命化対策に取り組む。

  計画によると、事業は管路施設と中央監視制御棟(処理施設)に大別される。今年度は詳細設計が行われる。

  このうち管路施設は本管の改築と取り付け管の敷設替えを行う。本管は樹脂の吹き付けなどによる「更正工法」を採用し、延長1580bに施す。取り付け管は41カ所で敷設替えをする。

  12年度までに実施した調査で対象管渠(かんきょ)の判定を実施。路線の重要度も踏まえ、優先順位付けの結果、改築延長を決定。ライフサイクルコストは100年間で評価した場合、6800万円の縮減額を見込んでいる。

  中央監視制御棟は、1981年度から83年度にかけて建設された。合流式下水道の改築事業により終末処理場機能は3月で停止された。その後も4月から供用開始された雨水高速処理施設の監視、場外ポンプ場の遠方監視の両制御設備、幹線流量の遠方監視設備が設置されており、引き続き使用される。

  各設備とも標準耐用年数の1・5〜2倍が経過しており、経年劣化、故障の発生も懸念される。処理場廃止に伴い動力負荷が大幅減少したこともあり、設備能力を見直した更新を行う。対象設備は電気設備と建築付帯設備(空調・換気、給排水・ガス設備、消火災害防止)など。

  内容は22日の市議会建設常任委員会(藤村秀利委員長、9人)で説明された。


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