盛岡タイムス Web News 2013年  4月 26日 (金)

       

■  山に向かいて“さんさん力” 盛岡市・ソーラーガーデン姫神 玉山区で大規模発電(NTTF出資) 7400パネルで500世帯分

     
  ユートランド姫神隣接地に竣工した大規模太陽光発電施設ソーラーガーデン姫神  
  ユートランド姫神隣接地に竣工した大規模太陽光発電施設ソーラーガーデン姫神
 

 盛岡市が玉山区下田字生出の市有地を賃貸して稼働させるメガソーラー(大規模太陽光)発電施設「ソーラーガーデン姫神」の竣工式が25日、現地で開かれた。NTTファシリティーズ(本社・東京、筒井清志代表取締役社長)100%出資の盛岡ソーラー合同会社(同市中央通)が設置工事。2033(平成45)年3月まで20年間、発電事業や環境学習などを展開する。

  場所はユートランド姫神北側の隣接地3・8f。太陽光パネルは傾斜15度で計7400枚、距離にして約7〜800bにわたって設置された。現地には来訪者用の見学台や発電電力量の表示板も設けられた。設置容量は1800`hで最大出力約1・8メガh。同年間発電量は約183万`h時で約500世帯分に相当する。

  NTTファシリティーズは地域貢献事業として、施設での発電などの取り組みなどを映像で紹介する「デジタルサイネージ」を同市内丸の市役所本庁舎1階玄関ホールに設置。既に運用されている。ユートランド姫神では発電を活用して電気自動車急速充電器の供用を開始した。

  市と同社は昨年9月に基本協定を締結。市環境部によると、市には賃借料5千万円のほか法人市民税、固定資産税など計1億1500万円の収入が見込まれる。盛岡ソーラー合同会社の収益は売電料から建設費や運営費を差し引いた約4億円が見込まれる。

  竣工式にはNTT、合同会社、盛岡市、県の関係者、工事設備業者、玉山区住民が出席。神事のあと渡辺光宏NTTファシリティーズ代表取締役副社長、谷藤裕明市長らがテープカット。公募した施設名称に採用された小川純佳さん(杜陵小6年)も出席し、感謝状が贈られた。

  渡辺副社長は「私どもとして東北初の施設が完成した。東日本大震災を契機に自然エネルギーへの関心が高まり、全国で建設ラッシュを迎えている。真価が問われるのは建設後。計画発電量を安定的で確実に採集できるよう取り組む」とあいさつで述べた。

  谷藤市長は「低炭素社会構築や安全安心なまちづくりを目指す市にとって時宜を得たもの。環境行政に大きく寄与する。市では周辺を地域循環型社会のモデルとして整備し、ソーラーガーデンは地域の中核になる。振興と活性化へ格段の配慮を」と謝意を表した。

  市では市中央卸売市場の屋根貸与によるメガソーラー発電も計画している。


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