盛岡タイムス Web News 2013年  5月 10日 (金)

       

■  住民とひざ詰めで質疑 盛岡市議会 4会場で報告会スタート 今年度「改革」で本実施

     
  本実施の始まった盛岡市議会報告会(8日夜、世代交流センターで)  
  本実施の始まった盛岡市議会報告会(8日夜、世代交流センターで)
 

 盛岡市議会(村田芳三議長、38人)が議会改革の一環で取り組む議会報告会は今年度から本実施される。上半期は8〜10日に市内4会場で始まった。市民の中には市財政や政策的な質問をしたり、地域要望を訴えたり、市当局批判を浴びせる声も。市議の返答がしどろもどろで、議論がかみ合わない場面もあった。それでも、初の取り組みにより市民との距離を縮める努力に、期待もかかる。

  報告会は正副議長を除く36人が9人で一つの班として4班を編成。各班が市内の福祉推進地区単位で5、11月に各1地区、計8地区を会場に実施。2016年度までに全32地区を回る。

  内容は議員から▽議会活動の概要(会派や役割など)▽議会改革の取り組み▽直近定例会の内容▽4常任委員会の活動―の説明で約40分間。市民の質疑に答える意見交換で約40分間。おおむね90分程度で構成。

  本実施の1会場目は8日夜、同市西見前の世代交流センターで開かれた。大畑正二氏(創盛会)を班長に熊谷喜美男氏、菊田隆氏、天沼久純氏、佐藤千賀夫氏(以上・盛友会)、鈴木努氏(共産)、村上貢一氏(創盛会)、高橋重幸氏(絆の会)、伊達康子氏(公明)の第3班が担当した。

  地域住民や見前地区に職場のある市民ら約20人が参加した。別の班が撮影や受付をサポートし、9日以降に実施する班の議員も傍聴していた。

  佐々木信一副議長は冒頭あいさつで「昨年の試行後、討論を重ね今回に至った。より開かれた市議会、皆さんに身近な議会となるよう努める。前回市議選の投票率が50%を切り、これではいけないと取り組んでいる。報告会を契機に議会運営に要望を取り上げ、生かしたい」と訴えた。

  意見交換では「市側に、いつまでに何をどうするかという明確な回答を引き出す努力を」、「市の予算書や決算書を読んでも分かりにくい」などの要望が出た。市当局に聞くべき質問や、市政全般に対する突っ込んだ質問、意見も多かった。報告会での説明以外に、市民の関心が寄せられている側面も浮き彫りになった。

  報告会実施を検討してきた議会運営委員会委員長の菊田氏は「報告会が何を成功とするかだが、繰り返して実施していくべき」と説明。市議自ら支持者や選出地域の違う市民と対話する場面を設けることで、議員の勉強が深まると考えている。

  参加した見前地区の男性(62)は「継続して行われることで、議員と市民の目線が合っていくと思う。今は議員もどきどきしながら実施しているはずで、次第に市民に何を求められているかが分かり準備できるようになる。市民の質問の内容も変わってくるはず」と話していた。

  9日には青山、松園地区を会場に報告会が行われた。10日は午後6時半から渋民公民館(玉山区渋民字鶴塚)で行われる。参加自由で、居住地の制限はない。下半期は11月に仁王、山岸、仙北、飯岡4地区の開催を予定している。


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