盛岡タイムス Web News 2013年  5月 14日 (火)

       

■  秋には最大級の商業集積 盛南開発306街区 大型店の開店始まる 札幌、福岡の企業進出

     
  306街区に建設が進む大型店  
 
306街区に建設が進む大型店
 

 盛岡市の盛南開発の商業地域として整備された306街区に、大型店が開店し始めた。4月18日には盛岡市のスーパーのジョイスを核店舗とするアクロスプラザ盛南が営業を開始。隣接地には札幌市のホーマックが床面積2万9644平方bのホームセンターを7月に、福岡市のトライアルが床面積8926平方bのスーパーの開店を9月めどに予定。秋には全店合わせて県内最大級の商業集積が出来上がる。街区にアクセスする国道46号盛岡西回りバイパスは2014年度内に開通を目指す。開通後は盛岡地域の購買力が306街区に大きく動くと予想される。中心商店街や市内外の大型店と、競争が激化しそうだ。

  アクロスプラザ盛南は東京都の大和情報サービスが開発。スーパー、ドラッグストア、百円ショップなどテナント8店舗が営業している。大規模小売店舗の面積は4412平方b。核店舗のジョイス盛岡西バイパス店は、店舗面積1797平方bでオープンした。

  同店は盛岡西回りバイパスの開通と、盛南地区の宅地開発による商圏人口の増加を見込んで出店した。ジョイス経営計画室の高橋晃氏は「バイパスが通ると、かなり人の流れが変わる。すでに車の流れは相当動いている」と話し、店舗の求心力向上に、開通効果を期待した。

  アクロスプラザ盛南の開発に当たった仙台市の大和情報サービス東北営業所の大脇敏行所長は「盛岡市内のほか矢巾町、紫波町、滝沢村まで商圏が見込める地域。バイパスはまだ開通していないが、車の通りが多くなっており、近くにホーマックやトライアルも出店し、大きな商業地域になる」と話す。

  トライアルはスーパー単体では県内最大規模となる。

  盛南開発では、先に開通した西回りバイパスの東西方向の沿線に大型店が集積し、イオンモール盛岡南を中心に軒を連ねる。

  開発に当たるUR都市機構岩手開発事務所総務分譲課の伊藤公晴主査は「これまでは中心部の杜の道の南側に商業地域ができていたが、今後はさらに南に物販が多くできる。306街区にはアクロスプラザがオープンし、その周囲に大型店が次々出店しているのは、西回りバイパスの開通を見越してのことではないか。早めに開通してもらいたい」と話す。

  西回りバイパスは盛岡市前潟のイオンモール盛岡付近から南に向かい、盛南開発地域を貫通して中心部で直角に曲がり、盛岡南インター付近まで開通する。全体の7・8`のうち6・6`が供用され、306街区から南の1・2`を残すだけ。

  国土交通省岩手河川国道事務所の亀井督悦副所長は「西回りバイパスが開通することで、国道4号と46号の交通の分散が図られ、盛南開発エリアに対するアクセス性が向上する」と話している。国道4号方面からの交通量の大きな移動を見込んでいるが、交通渋滞の懸念もある。

  ホーマック、トライアル両店の届け出について審議した昨年の県特定大規模集客施設立地誘導審議会では、店舗周辺の交通渋滞回避を要請する県の意見が付いた。県商工労働観光部の高橋雅彦金融・商業・まちづくり担当課長は「バイパスが開通するまでストレートに通れず、その間に大型店が開店すると狭あい道路になるので、対策を講じられたい」と話している。

  西回りバイパス開通と306街区の整備により、盛岡の商業地図は大きく変わりそうだ。


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