盛岡タイムス Web News 2013年  5月 19日 (日)

       

■ 野生のサクラソウ間近で 小岩井農場

     
  小岩井農場まきば園で始まった野生のサクラソウを見るネイチャーウオーク  
   小岩井農場まきば園で始まった野生のサクラソウを見るネイチャーウオーク
 

 雫石町丸谷地の小岩井農場まきば園(戸田敦支配人)で17日から、野生のサクラソウを観察するネイチャーウオークが始まった。例年、この時期には満開となっている同園のサクラソウだが、今年は寒さの影響で1週間ほど開花が遅れ、現在7分咲き。それでも沢沿いに咲く、かわいらしいピンク色の花に参加者から歓声が上がった。

  初日は、盛岡市などから15人が参加。同園の斉藤政宏さんがガイドを務め、小岩井農場敷地内を歩きながらサクラソウの自生する沢に向かった。途中にはシロバナエンレイソウ、タチツボスミレ、ヒトリシズカなどの花々も見られた。

  サクラソウは環境省の絶滅危惧U類に指定されるが、同農場は国内屈指の自然度が高い自生地。沢沿いを進むと参加者の前にピンク色のじゅうたんを広げたようなサクラソウの群落が現れた。参加者は目の前に広がるかれんな花をカメラで撮影するなど、サクラソウにようやく訪れた春を感じていた。

  野生のサクラソウの群落は、花びらの形や色の濃さの違いなどいろいろな遺伝子を持った花の集まり。自生する環境が守られ交配が続くことで新しい種子が作られ、湿地にさまざまな特徴を持つ株が増えていく。

  盛岡市から夫婦で参加した近藤ケイ子さん(60)は「先週のミズバショウに続き参加した。サクラソウは形とか花は知っていたが、実際に見るのは初めて。色が濃いものもあれば薄いものもあり、かわいらしい。自然に生えているのを見ることができて良かった」と感激していた。

  野生のサクラソウを見られるネイチャーウオークは26日まで毎日午前10時30分から開催。参加料は大人700円、小学生500円(別途まきば園の入園料が必要)。予約は不要。問い合わせは小岩井農場まきば園(電話692−4321)へ。


本ページ掲載内容の無断転載を禁じます
ホームページに関するお問い合わせ、取材に関する情報は
E-Mail:hensyuu@morioka-times.com
盛岡タイムス宛てにお願いします