盛岡タイムス Web News 2013年  6月  6日 (木)

       

■  将来の1学年6学級検討 盛岡市立高第2次改革 英語科は来年度募集停止へ


  盛岡市教育委員会は2013年度、盛岡市立高校の第2次教育改革基本方針を策定する。これを基に今年度から創立100周年を迎える8年後の20年度までの基本計画、年度別計画を策定する。県立高校と比較した個性化や「進学校」を目標に掲げる。14年度から英語科を募集停止し、16年度に廃止。全学年で普通科と商業科の2科制にし、1学年7学級規模に再編。将来的には県立高校と同じ1学年6学級体制への検討の必要性が明記されている。

  第2次改革は、04年度から09年度の第1次改革を受け「県内唯一の市立高校としてソフト、ハード両面から存在価値をさらに高めることが急務」と、改革継続の必要性をうたっている。

  方針案は▽現状と課題▽第2次改革の方針▽具体的方針と計画▽年度別計画の策定と着実な推進―で構成。指導理念と体制では学校規模の適正化、進学率向上、スポーツ系部活動の活性化を掲げている。

  経営目標は、特色ある校風創出に引き続き努め、「県立高校との均衡、横並びのイメージから脱却し、個性化を図る」「目的意識の明確な向上心・向学心のある生徒の育成を図り、進学校として期待される責務を果たす」「部活動を重点強化し、誇りと自信が持てる生徒の育成」を掲げている。

  英語科は同校の特色である一方、入学希望者が減り、学科を生かした進学・就職先も少ない。国公立大進学が主流の現状を踏まえると、入学者の確保が困難だと判断した。進学率向上に果たした役割を認める一方、14年度入試から募集停止し、在校生卒業後の16年度に廃止する。

  普通科は、特別進学クラスを継続し、生徒が国公私立大を目指す進学指導を行う。5学級を基本に進学、就職、部活動に配慮し、それぞれに特色を持たせた学級編成をするという。将来的な生徒数減少に対応して、1学級減も検討する。

  商業科は、資格取得の強化など就職率100%を達成している実績もあり、指導を充実させる。同時に大学や短大進学希望者にも配慮した体制も構築。経営目標を踏まえ、適正規模の検討や改編を含む見直しに、継続して取り組むとしている。

  入試制度も見直す。現行の推薦と一般入試を併用した独自制度を維持しつつ、目的意識がより明確な生徒を募集できるようにする。

  ほかにも目標達成へ今年度には新しい部活動の創設も検討。市のスポーツ推進計画に沿って同校に近い御所湖を活用したカヌー競技、本宮地区に整備する通年リンクに合わせたカーリング競技などを念頭に置く。

  市教委事務局は26日予定の教育委員会定例会に議案として提出し、審議する。基本方針案は外部の有識者を含む懇談会で昨年10月から今年2月まで計3回開かれ、英語科廃止を含む内容が確認された。

  5月30日の市議会議員全員協議会で説明された。議員からは「生徒自身から魅力が何か、どこが進学するのに問題かを聞く必要があるのではないか」との指摘も出ていた。


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