盛岡タイムス Web News 2013年  6月  8日 (土)

       

■ 若者の関心向上に効果は 選挙へのネット活用 センカン岩手大支部が発表

     
   選挙へのインターネット活用の効果について発表したセンカン岩手大支部  
   選挙へのインターネット活用の効果について発表したセンカン岩手大支部  

 今夏の参院選からインターネットを活用した選挙活動が解禁となる。スマートフォンなどの普及率が高い若者にとって、選挙や政治に関心を持つきっかけとなることも期待される。岩手大学人文社会科学部の2年生5人によるセンカン岩手大支部は、7日の盛岡市明るい選挙推進大会(市明るい選挙推進協議会、市選挙管理委員会主催)で「選挙にいこう!若者的投票スタイル」と題し、インターネットを利用した選挙への参加について発表した。

  今回の公職選挙法の改正では、インターネット上のウェブサイトなどを利用する方法で選挙活動を行えるようになった。間もなく選挙権を得る5人は、自分たちが選挙権を得たものと仮定し、5月下旬にさまざまな議員のウェブサイトを実際に利用。若者の目線で、ウェブサイトが投票する際に役立つかどうかを調査した。

  ツイッターについて、高橋正太さんはツイートの内容が堅いものが多い印象を受けたと発表。「もっと気軽に自分の周囲の話などを投稿していけば、若者の興味を引けると考えられ、人柄が分かるので投票の参考にもなる」と指摘した。本人のアカウントを特定しづらい問題には「本人の確証が得られた有名人のアカウントに対し公認のマークをつけるシステムがあるので、政治家も利用するべき」とアドバイスした。

  フェイスブックについて、佐々木京介さんは文章だけでなく写真でも情報を伝えられること、いろいろな人の意見を一度に見ることができることを利点として挙げた。「いいね」というボタンを押すことで、自分も政治家を応援し、政治に参加している気持ちになれたという。

  「生の情報が発信されているため、フェイスブックは有権者であるわれわれに直接情報が届くいい機会を与えている。私たち若者からすると、遠い存在の政治家の人たちが何気ない日常の内容を投稿しているのを見ることで、自分の知り合いの投稿にコメントするように政治家に対して親近感が湧く」と話した。

  ホームページやブログについて、森川未歩子さんは「更新頻度が高い人は頻繁に活動しているという好印象を持った」と発表。ツイッターやフェイスブックを利用しない人にとってホームページやブログは貴重な情報源になる一方、公式ホームページは選挙や政策などに関する内容が多く難しい印象を持ったほか、充実していると感じた個人のブログも少なかったという。

  相澤侑佳さんは「一つの情報源だけでは不十分でさまざまな情報源を組み合わせて利用することが大切だと感じた。ネット上では政治家に対する誹謗(ひぼう)中傷やうその情報もまん延しており、私たちは情報の正しい取捨選択をしていかなければならない」と調査をまとめた。

  センカン岩手大支部の鎌田憲武代表は「多くの学生や若者がツイッターやフェイスブックをやっていると思う。その情報の一つが今回の選挙の情報にもなる。ただ、フォローをしないと情報は入ってこない。第一歩、見てみようかなというところから始まり、興味や関心を持ち、選挙に行くことにつながれば」とインターネット活用の解禁が若者の政治への関心につながることに期待した。


本ページ掲載内容の無断転載を禁じます
ホームページに関するお問い合わせ、取材に関する情報は
E-Mail:hensyuu@morioka-times.com
盛岡タイムス宛てにお願いします