盛岡タイムス Web News 2013年  6月  22日 (土)

       

■ 川目でニホンジカ 山林の旧用水路で発見

     
  用水路内で心配そうな表情でこちらを見詰めるニホンジカ(21日午前11時25分)  
  用水路内で心配そうな表情でこちらを見詰めるニホンジカ(21日午前11時25分)
 

 盛岡市川目地内の山林でニホンジカが、用水路として使われていた水路内に落ちているのが発見された。見つけたのは同市の八重樫光行さん(80)。山菜採りに同所をよく訪れるという。

  八重樫さんが発見したのは20日。いつも通り山を散策している最中だった。シカが落ちていたのは深さ、幅が各2bほどで、長さ約100bの水路。生まれてから数日しかたっていないような子ジカが、水路を走り回っているのを見つけた。

  「昨年、シカのつがいが山にいるのを見ていた。水路の周辺には、シカが好んで食べる山菜が生い茂っている。このあたりに、母親と一緒に食べに来て、足を滑らせて落ちてしまったのではないか」と八重樫さんは話す。

  ニホンジカのほかにも、サルやテン、そのほか珍しい動物を多く見かけているという。「大震災のとき、ほかの山から移ってきたのだと思う」と推測している。

  「この水路の中で、白骨化したものが落ちていることもあった。県庁所在地で、これほどの自然が残っているのは珍しいこと。この山で生きる動物を守るような対策を早急に取るべきだ」と話していた。

  21日に確認した盛岡タイムス社から連絡を受けた盛岡市環境企画課は同日午後、職員を派遣し現地付近を約1時間捜索したが、発見できなかった。


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