盛岡タイムス Web News 2013年  6月  27日 (木)

       

■  参院選 国会閉会し本格化 岩手選挙区は6人が濃厚 混戦、乱戦は必至


  通常国会が26日閉幕し、夏の参院選が一気に本格化する。近く7月4日公示、同21日投開票の日程が正式決定する。改選議席数は121(選挙区73、比例48)で、岩手選挙区(改選1)には6人が立候補を予定。比例区へは県内関係者2人が出馬を予定している。東日本大震災津波からの復興は全ての陣営が最優先課題に掲げる。憲法改正やTPP参加、消費増税、原発への対応などが政策的な争点となる。

  岩手選挙区は、昨年7月の民主党分裂に加え、現職が同党を離れ無所属に転じたことで混迷の度合いを増した。自民党はほぼ20年ぶりの議席の奪還を目指す。これに対し、小沢一郎代表率いる生活の党が、昨年の衆院選で後退した影響力を取り戻すのか、現職支持に動いたグループが「第三極」として存在感を高めるのかなど、今後の県政界を占う上でも注目の選挙だ。

  3選を目指す平野達男氏(59)は「今も復興の最前線にいるつもり」と前復興相としての経験や農林水産分野での取り組みなど2期6年の実績を強調。一部民主党県議や地域政党いわてなどが支持を表明し、選対が本格始動した。

  民主党新人の吉田晴美氏(41)は「人によりそう復興」を柱に医療・介護サービスの拡充や子育て世代の支援などを主張。28日には盛岡市の岩手教育会館で連合岩手と合同で同党県連総決起大会を開く。馬淵澄夫・党幹事長代行が駆け付ける。

  自民党新人の田中真一氏(46)は、真の震災復興を実現できるのは「政府与党である自民党」と訴える。国政のねじれの解消が地域の安定にもつながると強調。党本部も「最重点区」に位置付け必勝を期す。29日には西和賀町の西和賀文化創造館で高村正彦党副総裁を招き、総決起大会を開く。

  生活の党新人の関根敏伸氏(57)は「小沢王国」の復権を懸けた戦い。岩手に生まれ育ち、県議として地域密着の活動を重ねてきた点をアピール。TPP参加阻止や消費増税反対を掲げ、非自公勢力の結集を広く呼び掛ける。27日に盛岡市内で事務所開きを予定。県都での戦いを加速させる。

  共産党新人の菊池幸夫氏(54)は「参院選の真の対決軸は自共対決」と強調。憲法9条を守る、即時原発ゼロなどを訴え、反自公の受け皿として躍進を目指す。7月11日と12日は党中央委員会の穀田恵二国対委員長が県内入り。同16日には志位和夫委員長が県庁前で演説する予定だ。

  幸福実現党の高橋敬子氏(51)は消費増税反対、国防力の強化を図るための憲法改正などを掲げ、浸透を目指す。

  比例区に出馬する県内関係者は生活の党の現職藤原良信氏(61)、大日本猟友会長で自民党の新人佐々木洋平氏(71)。


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