盛岡タイムス Web News 2013年  6月  28日 (金)

       

■  全国チェーン創業の原点 アレフ(札幌)がベル大通店で40周年 佐々木重政さん 「びっくり」ドアマン体験も

     
   盛岡市大通の「ハンバーグの店ベル大通店」開業40周年記念イベントなどを語るドアマンの佐々木重政さん  
   盛岡市大通の「ハンバーグの店ベル大通店」開業40周年記念イベントなどを語るドアマンの佐々木重政さん
 

 ハンバーグレストラン「びっくりドンキー」を全国展開する札幌市のアレフ(庄司大社長)は7月1日、盛岡市大通1丁目の第1号店「ハンバーグの店ベル大通店」(佐藤義紀店長)で同店開業40周年記念イベントを始める。タイムカプセルの埋設、パネル写真展、ドアマン体験などを行い、全国318店の「びっくりドンキー」発祥の店の歴史に思いをはせる。

  びっくりドンキーの起源は盛岡。「ベル大通店」は1972年6月1日に開業した。創業者である同市出身の故庄司昭夫氏が、盛岡からハンバーグのレストランチェーン展開を目指し同店を始めた。市内で4店舗を広めたのち、札幌にある外食企業の支援を行った。

  その支援が契機となり81年、札幌市に本社を移転。同時に「びっくりドンキー」の店名で全国展開を本格的に開始した。「ベル大通店」だけは店名をそのままにしている。

  現在、同店のドアマンを務める盛岡市東緑が丘の佐々木重政さん(71)は、同社の元顧問。1号店の店長だった。佐々木さんは「創業者は大震災の年の11年に69歳で亡くなった。40年前、大通の喫茶店で働いていた私をスカウトした人。創業者は盛岡工高卒業後、ドラマーとして東京で働いた。母親が病気になり帰郷。仕事として外食の仕事を始めた。全国に店を出す明確な目標と計画、意志があった。この人なら、やると感じた」と創業者について語る。

  佐々木さんは「今の店は2階があり、隣接地にも拡張して、110席ほどあるが、当時は1階で40席。これまで盛岡になかったレストラン。開業直後は、数人の客で驚いたが、その後、大忙しで順調に売り上げを伸ばした」と当時を振り返る。

  今回のパネル展には、店内に当時の店舗などの写真を並べる。佐々木さんは、「40年間、当店を愛用し続けている人には、懐かしい写真展になるだろう。40年で大通商店街の店もかなり変わった。若い人には、当店が『びっくりドンキー』の1号店であることをぜひ知ってもらいたい」と力を込める。

  イベントではドアマン体験(2014年3月末まで)も行う。外食産業で全国的に珍しいドアマンを務める佐々木さんは、同社を定年後一度退職。その後、創業者に請われて、サービスの基本である送り迎えの仕事のドアマンに就いた。

  ドアマン体験は、来店者が受付に申し出れば、佐々木さんと同じ制服を着て、ドア前でサービスする。体験(約10分)後は、佐々木さんから、ドアマン認定書がもらえる。

  タイムカプセルのイベントは、3年後の自分の夢を書いて、8月上旬と同下旬の2回、店内の中庭に埋める。受付で申し込む。

  佐々木さんは「この一店からスタートした。盛岡を愛した創業者の夢が全国に広がった。これからも1号店の名前は変わらない。石割桜のように、歴史に残す店に」と話していた。

  同店の営業時間は、午前10時から深夜12時まで。無休。問い合わせはベル大通店(電話629―2245)まで。


本ページ掲載内容の無断転載を禁じます
ホームページに関するお問い合わせ、取材に関する情報は
E-Mail:hensyuu@morioka-times.com
盛岡タイムス宛てにお願いします