盛岡タイムス Web News 2013年  8月  3日 (土)

       

■ 学生主体でアプリ FEJ岩手支部 滝沢村を拠点に設立 人材育成や起業化促進

     
   ファンドロイド・イースト・ジャパン岩手支部の設立式で決意を見せる県立大学生らメンバー  
   ファンドロイド・イースト・ジャパン岩手支部の設立式で決意を見せる県立大学生らメンバー
 

 スマートフォンのアプリケーション開発の人材育成などに取り組む「ファンドロイド・イースト・ジャパン(FEJ)」岩手支部が設立された。東日本大震災津波からの復興に向け、県立大や岩手大などの学生を主体に、産学官や知的財産などに関して法律関係者が支える仕組みで事業を展開。岩手から日本、日本から世界へ発信力を磨く。9月から事業を本格化させる考え。

  2日、支部事務局のある滝沢村IPUイノベーションセンターで設立式があった。FEJの原亮理事長、岩手支部事務局長のフューチャーネットワークとうほくの三上昌也代表理事、岩手大の佐々木正人JSTネットワーク形成地域型事業特任研究員、県立大学生、同村経済産業部職員が出席した。

  原理事長によると、FEJはスマホのアプリ開発に向けて東北で活躍できる人材の育成を主眼に、震災後東北を元気付けられる産業活性化へ仙台市で立ち上げられた。その後、秋田などに支部が設置され、本県は7件目。

  組織の構成は現在、企業9社、県立大の学生約20人。佐々木研究員によると、将来的な合流を目的に岩手大の学生25人も別途事業に取り組んでいる。今後は専門学校生ら、非IT系の分野の学生らにも参加を募る考え。

  これまで各支部は企業間連携が主体だった。FEJでは岩手支部で学生主体の人材育成や起業を進め、企業との交流を通じた学生支援などを図っていく考え。本格化に合わせて事務局長には遠藤拓也さん(県立大ソフトウエア情報学部1年)が今後就任する予定。

  三上代表理事は「学生からの提案で仕事を具現化する仕組みを考える。岩手では学生主体を特色に、東北や日本を変える人材がこの取り組みから生まれるようにしたい」と今後について展望した。

  参加する上村美里さん(同)は「3DのCGに興味があっても、大学で形にするのは難しい。同じ思いの学生がいっぱいおり、可能性にチャレンジできる場として楽しみにしている」と抱負を語る。相馬郁矢さん(同)は来年1月の滝沢市制施行へ「市初のベンチャー第1号」を目標に掲げた。

  鈴木吉輝さん(同大大学院ソフトウエア情報学研究科1年)は「デジタル手芸サークル」を主宰。「学部や研究科は技術的なもので、ビジネス的側面が薄い。独立したい、サービスを立ち上げたい時に、夢のある仕事を学生が作る環境にし、同じ思いのある人を集めたい。ビジネス面で連携するなどして企業とのつながりを持ち、起業したい」と話す。



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