盛岡タイムス Web News 2013年  8月  15日 (木)

       

■  制作に励む青春の夏 盛岡一美術部 ファッション甲子園出場


     
   水野さんのデザイン画と鎌田さんと小原さんが作った小物  
   水野さんのデザイン画と鎌田さんと小原さんが作った小物
 

 盛岡市上田の盛岡一高美術部は25日、第13回全国高等学校ファッションデザイン選手権大会(ファッション甲子園実行委主催)の最終審査会に出場する。選手の2年水野まりやさん(17)と鎌田碧衣(あおい)さん(16)、小原茜草(あかね)さん(17)は、そろいのオリジナルポロシャツに身を包み、意気込み十分。「優勝して、パリコレを見たい」と声をそろえ、制作に打ち込んでいる。

  一次審査には、44都道府県151校1649チームから3118点のデザイン画が寄せられ、水野さんが描いた「ヘモグロビン」が勝ち抜いた。最終審査会は青森県弘前市で行われ、27都道府県34校35チームで独創性を競う。

  デザイン画は赤血球の形をイメージした非対称のワンピース。赤血球中のヘモグロビンからさらに想像を膨らませ、赤と白のツートンカラーでドット模様が描かれている。

  5月に出場が決まり、制作を開始。素材はウィッグから靴まで全て羊毛。ワンピースは、発泡スチロールで型を作り、羊毛を巻き付けてフェルト化していった。失敗しながらも、持ち前の前向きさで制作を楽しんでいる様子。針と糸はほとんど使わず、造形的な服が仕上がっている。

     
  ファッション甲子園に向けて、羊毛のワンピースを制作する3人  
  ファッション甲子園に向けて、羊毛のワンピースを制作する3人
 

  大会はファッションショー形式。選手が作品をまとい、ウオーキングを行う。そこで重要な靴は、鎌田さんと小原さんが「歩きやすいように」と、かかとや土踏まずを何度も改良した。モデルを任された水野さんは「姿勢を直して臨みたい」と意気込む。

  小原さんは「ウオーキングでは見えない部分もあるが、気を抜かずに作りたい。誰がどこから見てもきれいと思うような、服として成り立つ作品に仕上げたい」、鎌田さんは「今しかできない青春の夏を楽しみながら頑張りたいです」と力を合わせる。

  本県からの出場は同校のみで、2011年以来2年ぶり5回目。同年は準優勝だったが、今年は優勝を目指す。

  顧問の三田聡子教諭は「前向きな3人。しっかりやってくれると思います。いい思い出になれば」と話している。


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