盛岡タイムス Web News 2013年  8月  22日 (木)

       

■  花巻東 準決勝で敗退 留守部隊も甲子園へ声援 全国高校野球選手権 延岡学園(宮崎)に0─2


     
  大型スクリーンの中で戦う野球部ナインに声援を送る花巻東高の留守部隊  
  大型スクリーンの中で戦う野球部ナインに声援を送る花巻東高の留守部隊
 

 花巻東高校(小田島順造校長、生徒597人)=花巻市松園町=は21日、第95回全国高校野球選手権記念大会(日本高野連など主催)の準決勝に進出した同校野球部を応援するため、課外授業や部活動のため学校に残った「留守部隊」176人が大型スクリーンで試合を観戦した。現地へ向かった応援団と同じ紫のシャツを着て、心を一つに野球部を後押し。約730`離れた甲子園球場に届けとばかりに勝利を祈った。

  試合序盤から、応援会場は緊張感に包まれた。画面からひとときも目を離さず、花巻東の中里優介君と延岡学園(宮崎)の横瀬貴広君が繰り広げる息詰まる投手戦を見守った。

  先発した中里君のクラスメートという千葉銀河君(3年)は、最前列で観戦した。「中里君はとても集中していて、普段と違う印象。ぜひ相手に点を与えず、投げ切ってほしい」と語った。その中里君は2回裏、2死一二塁とするも後続を断ち序盤の危機を乗り越えた。その瞬間、千葉君は大きく息を吐き「ほっとした」と安堵(あんど)の表情を見せた。

  花巻東の選手が安打を放ち、好守を見せるたびに生徒たちから拍手が湧く。6回裏に花巻東は2死から2点を失った。学校で見守る生徒たちも一度は落胆したが、すぐに気を取り直し、最後まで勝利を祈って試合の行方を見守った。

  しかし、打線は延岡先発の横瀬君をとらえきれなかった。試合終了の瞬間、留守部隊に音はなく、目に涙を浮かべる生徒もいた。

  千葉翔太君や岸里亮佑君などと同じクラスの佐々木美咲さん(3年)は「勝ってほしかったけど、準決勝までこられたのはすごいと思う。最後同じクラスの山下(駿人)君で終わってしまい、泣きそう。帰ってきたら、お疲れさまと声を掛けたい」と話していた。

  昨年まで太田亮佑君、八木光亘君と同じクラスだった木村威哉君(2年)は「甲子園に出た2年生が土台となり、今回を超えるチームに成長してほしい」と飛躍を期待した。

  大森松司副校長は「選手、応援団とも一生懸命頑張ってくれた。この結果がまた次の世代の子たちにつながって、必ずや白河の関を越えて花巻に優勝旗を持ってきてくれると信じる」と健闘をたたえた。


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