盛岡タイムス Web News 2013年  11月   1日 (金)

       

■  東北銀行 ベトコム銀行(ハノイ)と提携 新興国に本県市場拓く ベトナム訪問団派遣し有望性


     
   創業63年目で海外金融機関と初めて提携した東北銀行(写真は本店)  
   創業63年目で海外金融機関と初めて提携した東北銀行(写真は本店)
 

 東北銀行(浅沼新頭取)は10月31日、ベトナムハノイ市の「ベトコム銀行」(ギエム・スアン・タイン最高経営責任者)と業務提携した。海外の金融機関とは同行創業63年で初めての提携。県内金融機関として最初にベトナムの金融機関と結んだ。

  今回の提携で、地域金融機関として、地域企業のベトナムでの具体的な事業展開の支援、ベトナム企業の東北地方への投資へのベトコム銀行を介した支援などを行い、地域の海外ビジネス促進に力を注ぐ。

  ベトコム銀行は、ベトナム国営銀行4行の一つ。ベトナム上場銀行で、資産規模は第2位だが、純利益ベースでは、国内トップクラス。国内外に約400カ所の拠点を持ち、貿易金融、国際決済が強みの金融機関。

  東北銀行では9月、「東北銀行ベトナム視察ミッション」として、県内の地場金融機関として初のベトナム視察を実施。浅沼頭取を団長に、県内の生産者、企業らを中心に11人が参加し、アジアの有望新興市場の一つベトナムの圃(ほ)場の現場視察をしたり、新たなビジネスにつながる商談なども行った。

  視察団の中には、既にハノイ近郊の現地農家と協力し、コメの試験栽培を開始し、2014年から本格的な契約栽培に向け動き出す予定の企業も。現地への輸出を検討している会社も参加し、商談を一歩進めた。

  視察に参加した菊池禎哉同行成長産業推進部長は「実需に基づくニーズに地域金融機関として具体的に対応するため、現地でベトコム銀行のトップらと浅沼頭取が業務提携に向けた会談を行った。今後も高い成長を続けるベトナムの将来を踏まえ、今回の締結に至った」と提携への経過を説明する。

  東北銀行では、今回の提携により、ベトナムへ進出した企業、今後進出を検討中の企業などを支援するため、貿易金融、海外送金など、金融・情報サービスの提供などが可能になる。

  今回の提携に関して浅沼頭取は「地域の事業者も海外に目を向けていく流れとなっている。当行の取引先にも、ベトナムでのビジネスを検討している企業もある。そのような顧客のニーズに応えるため、提携した。今後も、地域の事業者の成長につながるような海外ビジネス支援に積極的に取り組んでいきたい」と話していた。


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