盛岡タイムス Web News 2013年  11月   1日 (金)

       

■  〈潮風宅配便〉173 草野悟 元気なご高齢集団の山岳OB会


     
   
     

 三陸沿岸も少子高齢化がますます進み、漁業や商業など担い手不足が特に心配です。全国の大学生たちが、「何をすれば復興の貢献になるだろうか」と、テーマを決めて活動を始めています。生涯学習ネットワークフォーラム2013が本県で行われ、11月16、17日と、それらの発表があります。期待したいですね。

  写真の方々は山岳関係者の中ではとっても有名な「昭和山岳会」のOBの皆さんです。第一期生といいますから、相当、山で鳴らした猛者集団なのだと思います。今回、山で亡くなられた仲間の追悼を兼ねた旅行で、岩手三陸の被災地をしっかり見ようとやってきました。平均年齢75歳、とてもお元気な方々なのです。

  台風26号の前日に久慈市から入り、田野畑村の北山崎サッパ船クルーズにエントリー。明日は台風直撃という予報でしたが、船長さん「案外前日っていうのは、海は静かなんだよね」と超ラッキーのクルーズでした。約1時間のサッパ船クルーズに、ご一同、大感激でした。三陸鉄道の潮騒メモリー列車に乗り、うに丼を食べ、くろさき荘に宿泊。途中途中の震災跡を見学し、さまざまな感懐を抱かれたようです。

  世界のヒマラヤにも数回登り、日本の名だたる山々を征服されてきた皆さま、お話に武勇伝ありジョークあり。実に魅力的な方々です。初めは「ご高齢」と気配りをしていましたが、私などは青白いひよっこ同然なのであります。こういう方々と接していますと、「高齢者は何もできない。大事にするけど若い方に後を託さないとならない」という考えは消沈してしまいます。それぞれの豊かなご経験、見識鋭い的確な判断。まだまだ、ご活躍の場はたくさんあります。どうせ少子高齢化に進むなら、高齢者のための社会をもう一度再考したいですね。皆さまに拍手です。

  どうぞ、日本中のご高齢の皆さま、どんどん被災地三陸に足を運んでください。岩手の三陸には「とにかくうまい」がびっしりあります。健康長寿の食材豊富、しかもうまいと来たら三陸こそ「桃源郷」です。
(岩手県中核観光コーディネーター)


本ページ掲載内容の無断転載を禁じます
ホームページに関するお問い合わせ、取材に関する情報は
E-Mail:hensyuu@morioka-times.com
盛岡タイムス宛てにお願いします