盛岡タイムス Web News 2013年  11月   2日 (土)

       

■ 新会頭に谷村氏 盛岡商議所 ILCや医大跡地が課題

     
   記者会見する谷村邦久盛岡商工会議所新会頭  
   記者会見する谷村邦久盛岡商工会議所新会頭
 

 盛岡商工会議所は1日、臨時議員総会を盛岡市清水町の同会議所で開き、議員推薦による満場一致で、谷村邦久みちのくコカ・コーラボトリング社長(65)を新会頭に選出した。副会頭には、齋藤雅博岩手銀行専務(60)を新任、玉山哲東山堂社長(63)、小暮信人盛岡友愛病院副理事長(67)、高橋三男岩手ホテルアンドリゾート社長(58)の3人は再任、廣田淳専務理事(61)も再任され、谷村新体制がスタートした。

  総会には、新議員121人のうち93人が出席。冒頭、元持勝利前会頭が退任のあいさつ。「1期3年だったが、盛岡をもっと元気にしようと考えてきた。新任1年目で3・11に遭遇し、県復興相談センターなどを設立し、震災からの復興を最大の課題に掲げ取り組んできた」と在任中に一番に力を入れてきた課題を挙げた。

  「国際リニアコライダー(ILC)の本県誘致にも力を入れ、北上山地の国内候補地決定までこぎ着けた。これからは、国への働き掛けが必要だが、ぜひ新体制でも頑張ってもらいたい。2016年には、岩手国体がある。盛岡、岩手の経済にも意義がある。私も岩手の経済人の一人として、盛岡商工会議所の活動を見守りたい」と新議員にエールを送り、拍手の中、退場した。

  谷村会頭は総会後の記者会見で、今後取り組む課題などを語った。「責任の重大さを痛感している。会頭になれば、県商工会議所連合会長も兼務することになる。盛岡だけでなく、県全体の経済まで視野に入れなければならない。一層の責任を感じている」と就任直後の率直な感想を語った。

  谷村会頭は、新体制で取り組む課題として、これまでの東日本大震災津波からの復興への取り組み、ILC誘致の日本政府の決断への活動、岩手国体成功への支援などに加え、岩手医大移転後の跡地活用への対応、会議所活動の見直しなどを掲げた。

  「政府が決断すれば、2028年ころまでには、ILCが完成する。資金や時間はかかるが、子どもたちに夢を与えるような取り組みをしたい。医大移転後に空洞化すれば、中心市街地は大問題になる。近々、医大と市へ要望書を提出し、前向きに検討する場を設けたい。会議所会員は3700事業所に減少し、組織率は3割を切った。早々に4千事業所までに増やしたい」と今後の抱負を語った。

  新任された齋藤副会頭は総会の席上、「重要な役職を任され、身が引き締まる思い。微力ではあるが、地域経済の発展のために、できる限りのことをしたい」とあいさつした。

 


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