盛岡タイムス Web News 2013年  11月   10日 (日)

       

■  20年かけ盛南に新たな市街地 盛岡南新都市地区 区画整理事業が竣工


     
  土地区画整理事業が竣工した盛岡南新都市地区  
 
土地区画整理事業が竣工した盛岡南新都市地区
 

 盛南開発の主要事業として都市再生機構(UR)が施工してきた、盛岡南新都市地区の土地区画整理事業が、10月25日に換地処分公告が行われ事業竣工した。竣工記念式典が9日、盛岡市内のホテルで行われた。URや県、市、土地区画整理審議会、町内会などの関係者約100人が出席。同市の新たな市街地形成につながる事業の完了を祝った。

  盛岡南新都市地区は盛南開発の中で最大の土地区画整理事業で、県、盛岡市、旧都南村の要請を受け、URが施行した。施工地区は同市下太田、本宮、向中野、下鹿妻、飯岡新田、南仙北1丁目の各一部で、施工面積は313・5f。1994年の事業許可から20年で事業完了を迎えた。

  同地区は事業開始以前は約7割が農地だったが、住宅、産業、商業など複合的な機能を備えた同市の新たな都市づくりを目指して整備が進められた。地区の北側にはアイスアリーナ、市立病院などの公共施設、「杜の道」沿いには規模の比較的大きな商業施設の立地を図る商業業務施設用地を配置。商業施設では、イオンモール盛岡南をはじめ、国道46号盛岡西バイパス沿いの306街区にホーマック、ジョイスなどが店舗を構える。

  地区の中央には県工業技術センター、環境保健研究センター周辺には産業等用地を配置し、多様な分野の集積も図っている。2012年度には市内46番目の新設校として向中野小学校が開校。地区内には1カ所の地区公園、3カ所の近隣公園、12カ所の街区公園を整備し、歩行者専用道路で結んだ。

     
  事業の竣工を祝って開かれた記念式典  
 
事業の竣工を祝って開かれた記念式典
 


  00年に1300世帯3600人だった地区内人口は、計画人口の1万8千人には満たないものの現在、4500世帯1万1千人。建築物は98年から新設が進み、累計で専用住宅1500戸、共同住宅600戸、商業施設350軒に達する。地区内の事業者数は900カ所を超え、就業人口は1万人に迫る。

  式典でURの内田要副理事長は「職住近接の新しい市街地を形成し、業務用地不足、交通渋滞などの現都市地区の問題の解決を図るとともに、県都、北東北の拠点都市としてふさわしい基盤を整備する、盛岡都市圏構想の中核をなすプロジェクト。竣工を無事迎えられたのは、土地区画整理審議会委員をはじめ、評価員、地権者、関係行政機関のたまもの。今後は中心市街地を中心に地域を活性化する都市再生の推進でも必要な協力をしたい」と上西郁夫理事長の式辞を代読した。

  達増知事は「事業完成により、雫石川の南に広がる田園地帯に、医療、教育、研究、商業、業務などの施設の集積が進み、良好な居住環境を備えた新市街地が誕生した。県全体の産業経済の大きな支えとなる。今年度中に国道46号盛岡西バイパスが全線供用されると聞く。土地区画整理事業の完成と道路網の整備がこの地域のさらなる発展を促すと期待する」と完成を祝った。


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