盛岡タイムス Web News 2013年  11月   14日 (木)

       

■  生協連の灯油 過去最高の1リットル102円に 円安背景に高止まり続く 委員会で暫定価格 前年より12円もアップ


     
  冬の過去最高の暫定価格となった生協連の灯油委員会  
  冬の過去最高の暫定価格となった生協連の灯油委員会
 

 県生協連(加藤善正会長)は13日、盛岡市内丸の県民会館で灯油委員会を開き、今シーズンの灯油価格を、冬の同期では過去最高の1g102円に決めた。11月24日から3月22日までの暫定価格で、前年同期の90円に比べると12円高い。電話注文は1g103円。生協連の灯油価格は今年の3月から100円を超しており、今シーズンも10月期から決定価格として据え置いていたが、需要期を迎えた限界感から2円値上げした。

  今シーズンの灯油委員会では市況に歯止めを掛け、消費者に配慮して価格を低めに設定してきたが、需要期を迎え、値上げに踏み切った。これまでの決定価格に対して、春までの暫定価格として組合員への還元を目指す。18gでは1836円となる。

  県生協連の吉田敏恵専務は「頑張って皆さん節約しても、この時期の102円は大変なこと。消費者として一層、声を大きくしていきたい」と訴えた。

  過去の同期の価格を見ると投機マネーにより石油製品が高騰した2007年に98・5円を付けており、その後の数年間は沈静していたが、昨冬から再び高騰が始まった。吉田専務は「これから冬の一番寒い時期を迎えるのに原油は高止まりして、円安の影響があり、輸入品が上がっている。ガソリンより軽油の独歩高が進むことが心配で、軽油も上がっている」と話し、元売り側の動きを懸念している。

  円安などによる高止まりが続いており、厳寒期の値上げをけん制するよう、消費者運動を進める。

  県生協連の加藤会長は「価格はなかなか見通せず、政策的意思が感じられるが、ひどい寒波が来たときに灯油を上げられないようしなければならない」と市況に監視を呼び掛けた。


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