盛岡タイムス Web News 2013年  11月   18日 (月)

       

■  市民の語学でおもてなし 盛岡善意ガイドの会 平泉に続き設立へ


     
  外国人観光客のガイド通訳を行うため発足した盛岡善意ガイドの会  
  外国人観光客のガイド通訳を行うため発足した盛岡善意ガイドの会
 

 盛岡市近郊を訪れた外国人観光客のガイド通訳をボランティアで行う盛岡善意ガイドの会(田村光紀世話人代表、会員17人)が17日、発足した。会員は今後、日本政府観光局(JNTO)の善意通訳に登録。個人でできる活動には限界があるため、同会では登録者が20人を超え、ガイドとしての技術が備わった時点でJNTOの善意通訳組織に正式登録申請する。正式登録されれば県内では平泉善意通訳者の会に続き、2団体目となる。

  善意通訳は、日本語が分からない外国人旅行者が安心して旅行を楽しめるよう積極的に通訳を行うボランティア。同会では、会員自らがさんさ踊りやチャグチャグ馬コなどの伝統芸能や行事、石割桜や盛岡城跡公園などの観光名所といった、さまざま見どころにあふれる同市の魅力を改めて学ぶことで、訪れた外国人にもより詳しく郷土の情報を発信していく。

  同会の当面の活動は、日本的な事象を外国語で相手に十分理解できるよう伝えるためにガイドとしての基本学習を実施するほか、座学や現地研修で郷土の歴史や文化などを学習する。諸外国の人々との相互理解を深めるため、同市近郊の外国人や留学生との交流企画、外国人を講師に招いた講演会や意見交換会なども開催予定。善意通訳組織に正式登録した後は、半日や1日で市内を回る観光ルートを設定してのガイドなども考えている。

  同会は、地元のALT(外国語指導助手)などもボランティアとして参加する平泉善意通訳者の会立ち上げのニュースを知った田村世話人代表が、理想的な活動と共感し、盛岡に発足させた。現在、盛岡善意ガイドの会の会員にも日本人のほか、一関市のALTや岩手大学の留学生などが名前を連ねる。

  田村世話人代表は「研修した外国語を意思疎通や相互理解の道具として使い、外国の方々と仲良くなり、社会の役に立つよう日々の活動をしていきたい。今のところは盛岡と平泉だが、一人でも賛同される方が増え、できれば県内各地に同じような団体ができ、その方々と手を携えながら同じ目的に向かって頑張っていきたい」と抱負を語った。

  参加した盛岡市の熊谷倉子さん(63)は「放送大学で5年、英語の勉強をし、少し分かるようになってきた。今までは教わるばかりだったが、今度はそれを使ってボランティアをできたらと考えていた。チャグチャグ馬コを今年初めて見て、馬自体もきれいで、子どもやご婦人が馬に乗る姿にも感動した。そういった感動を外国人の方にも英語で話せたらいい」と意気込む。

  同会では、年齢、職業、国籍、性別を問わず、会の趣旨に賛同し参加を希望する会員を募集する。問い合わせは田村世話人代表(電話656―0757)。


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