盛岡タイムス Web News 2013年  11月   26日 (火)

       

■  NHK紅白に決定 福田こうへいさん 盛岡市出身で初の出場 大みそかに「南部蝉しぐれ」 千さんらに続く4人目の県人


     
  盛岡市から初めて紅白に出場する福田さん(24日、県民会館で)  
  盛岡市から初めて紅白に出場する福田さん(24日、県民会館で)
 

 盛岡市玉山区の歌手の福田こうへいさん(37)が25日、今年のNHK紅白歌合戦に出場することが決まった。盛岡市出身の歌手として初めて。本県出身者では千昌夫さん、新沼謙治さんらに続いて4人目。福田さんは今年の第55回日本レコード大賞新人賞にも選ばれ、演歌のホープとして歌謡界の期待が集まっている。

  NHKは同日、12月31日放送の紅白歌合戦の出場者を発表した。

  福田さんは24日、公演後の取材に「皆さんのおかげ。被災地で歌い、全国を回っても自分の身内の人が被災し、離れていて心配なので歌ってという声をいただきながら活動してきた。これからも一カ所一カ所、一曲一曲を大切にしながらやっていきたい」と、歌手としての意欲を語っている。

  福田さんは民謡歌手の故・福田岩月を父に、音感に恵まれる環境にあったが、成人して本格的に民謡を歌い始めた。子どものころは厳しい父に反発し、洋楽を聴く普通の青年だった。それでも血は争えず、2002年の外山節全国大会優勝から父の後継を決意し、岩手の民謡界の指導でのどを鍛えた。

  盛岡市の呉服店で働きながら活動し、10年にキングレコードからデビュー。12年から芸能活動に専念し、同年6月には日本民謡協会の第25回日本民謡フェスティバルでグランプリを獲得した。

  アルバム「響」では「ああ上野駅」「津軽平野」など演歌の名曲を歌い、実力を示した。昨年発売のヒット曲「南部蝉しぐれ」は久仁京介作詞、四方章人作曲。岩手の情景に日本の心を託し、被災地復興の思いを込めた。

  「南部蝉しぐれ」では今年の日本レコード大賞新人賞に選ばれ、12月30日には受賞4人の中から最優秀新人賞が決まる。盛岡出身の大型歌手への成長が期待されている。


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