盛岡タイムス Web News 2013年  11月   29日 (金)

       

■  復興、五輪で高い意欲 もりおか高校生就職面談会 建設業は求人難


     
  求人企業が増えたもりおか高校生就職面接会  
 
求人企業が増えたもりおか高校生就職面接会
 

 もりおか高校生就職面談会が28日、盛岡市のホテルメトロポリタン盛岡で開かれた。来春の就職を目指す盛岡、花巻地区の高校生77人に対して、求人は43事業所が参加。今年の高卒の就職内定率は過去10年で最も高く、企業側からは求人難の声が聞かれた。震災復興や東京五輪に向けて建設業界は強い採用意欲を見せたが、求職側はサービス業を目指す学生が目立った。

  面談会は盛岡市、盛岡公共職業安定所などの主催で今年度は6月に続いて開かれた。事業所は前年同期比5社、生徒は同17人増加した。今年10月末の盛岡管内の高卒就職内定率は64・3%で、前年度より5・2ポイント高く、震災の復興需要などを背景に高水準となっている。求職者577人に対して371人内定したが、206人は決まっていない。

  盛岡公共職業安定所の鈴木強司業務次長は「過去10年間には非常に厳しい年があったが、今年は高い就職内定率になっている。それでもまだ206人は未内定。今後は生徒や教師だけでなく、保護者の意識も高めていきたい」と話した。

  盛岡市の積和建設東北北東北支店の鎌田郁夫支店長は、「現場で働く若い人材を求めているが、思うように求人が集まらない。当社は訓練校で勉強する仕組みがある。岩手は被災県で建設労働者の不足がしばらく続き、復興公営住宅の入札があっても人員不足で不調になることがあるという。消費税の駆け込み需要への対応などで、忙しい」と話し、若い人材を求めていた。

  同市の北興建設の大和一博事務課長は、「人手不足は切迫していて、東京五輪で職人が関東関西に引っ張られ、復興を進める中で大変になっている。単価は高騰し、コストダウンしにくくなっている」と業界の厳しい状況を話した。

  紫波町の県立紫波総合高校の柏田悠香さんは「販売の仕事がしたい。親も極力、地元で就職するよう言っている。求人は数はたくさん出ているが、工業系が多く、女子にはちょっと手が出にくい」と話した。

  盛岡市の県立杜陵高校の佐々木慎吾さんは「体力には自信があり、アルバイトで力仕事もしているので、やりがいのある建設業で働きたい」と話し、積極的だった。


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