盛岡タイムス Web News 2013年  12月   5日 (木)

       

■  盛岡市中心市街地活性化 2期計画が国認可 バスセンターは建て替え 対象区域は1期と同じ ハード、ソフトで57事業


     
   内閣府の認定を受け、第2期基本計画の事業として来年度から再整備が行われる盛岡バスセンター  
   内閣府の認定を受け、第2期基本計画の事業として来年度から再整備が行われる盛岡バスセンター
 

 盛岡市が取り組む中心市街地活性化の第2期基本計画が内閣府から認定された。谷藤裕明市長が4日の会見で明らかにした。期間は2013年度から17年度までの5カ年。盛岡バスセンター(BC)再整備や仮称岩手銀行旧中ノ橋支店(赤レンガ)活用など57事業が盛り込まれた。市は目標達成のための指標として居住人口、市街地宿泊客数などを設定している。

  計画の対象区域は第1期と同じ。JR盛岡駅東側から材木町、中央通、紺屋町、盛岡八幡宮などを囲む面積218f。移転予定の岩手医大敷地も含まれる。盛岡町家が集積する鉈屋町かいわい、盛岡駅西口、盛南開発地域は対象外。

  事業はハード、ソフト事業に分けられる。主なハード事業は▽盛岡BC再整備▽旧中ノ橋支店活用▽盛岡駅前交差点改良▽中央通2丁目地区優良建築物等整備(防災・省エネまちづくり緊急促進事業)▽八幡地区優良建築物等整備(優良建築物等整備事業)。

  盛岡BC再整備は盛岡バスセンターなどを実施主体に14年度から着手。老朽化に伴う建て替えでバスターミナル機能の強化、商業機能、公益的機能の充実を通じて拠点性を高め、活性化を狙う。

  優良建築物等整備2事業については住宅建設で中心部の人口増加を図り、周辺商業施設での購買機会や回遊人口の増加を進める。中央通2丁目地区は110戸のマンション、八幡地区は介護機能付き共同住宅56戸を建設予定。期間は今年度から中央通が15年度、八幡が14年度まで。

  ソフト事業では既に取り組んでいる▽もりおか広域まるごとフェア(盛岡城跡公園での物産展など)▽もりおかまちなか(ラリー)検定▽まちなか・おでかけパス(70歳以上のバス・鉄道利用の優待)―を挙げる。

  ほか市道舗装改良や都市計画道路整備、仮称河南地区駐車場活用、仮称盛岡駅前地下街リニューアル、仮称中央通ビル活用事業、空き店舗活用促進、「まちなか虹色プロジェクト」、市税の減免制度などに取り組む。事業費は105億円、うち国補助27億円を見込む。

  第2期は「商店街のにぎわいや魅力を楽しむ」、「暮らしや便利さを感じる」、「盛岡の歴史や文化に触れる」中心市街地の形成を基本方針に設定。これに基づく目標を「にぎわいあふれる」、「訪れたくなる」中心市街地としてそれぞれ2項目の指標を設けた。

  「にぎわい…」では中心市街地の歩行者・自転車通行量を3月の4万8332人から18年3月に5万2千人、大通核エリア周辺の居住人口を5202人から5400人にそれぞれ増やす。

  「訪れたくなる」では盛岡市街の宿泊客数を10年50万人から17年56万2千人、もりおか歴史文化館入館者数を12年25万1千人から17年27万人まで引き上げる考え。

  谷藤市長は会見で「第1期で一定の効果が見られたものの、現状分析などから、さらなる活性化が必要と認識している。郊外大規模小売店舗の出店も相次いでおり、まちの顔としての中心市街地活性化に取り組むのは、便利で暮らしやすく、少子高齢社会に対応したコンパクトで持続可能なまちづくりにつながる。位置付けた57事業を着実に実施したい」と意欲を語った。

  谷村邦久盛岡商工会議所会頭は「市のまちづくりが前進することを期待したい。今後は市中心市街地活性化協議会長の立場としても計画が予定通り推進するよう関係機関と協力したい」とコメントを出した。「19年に矢巾町に移転開院予定の岩手医大附属病院跡地の利活用も大きな課題であり、関係機関と連絡を密にしながら検討したい」としている。

  市は今年6月の認定申請を目指したが、BC再整備や計画区域の考え方が十分整理されていないとして見送られた。10月に改めて申請し、11月29日付で認定を受けた。


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