盛岡タイムス Web News 2013年  12月   8日 (日)

       

■  上下する“金魚”に歓声 杜陵小で「くらりか」 ペットボトルで浮沈子


     
   金魚型しょうゆ差しで作った「浮沈子」の動きに歓声を上げる杜陵小の5年生  
   金魚型しょうゆ差しで作った「浮沈子」の動きに歓声を上げる杜陵小の5年生
 

 東京工業大学OBでつくる「蔵前工業会」の理科の出前授業「くらりか」が6日、盛岡市肴町の杜陵小(小野寺正彦校長、児童230人)で行われた。5年生38人がペットボトルやプラスチック製のしょうゆ差しを使って「浮沈子(ふちんし)」作りに挑戦。かつて研究者や技術者として活躍した定年世代の指導メンバーが「物の浮き沈み」の原理を易しく説明した。

  浮枕子はパスカルの原理などを活用したおもちゃ。金魚型のしょうゆ差しに、わずかな空気を残して水を満たし、満水のペットボトルに投入。ふたを閉めてペットボトルの側面を押すと、「金魚」は底の方へ沈み、離すと浮かぶ。

  同様に、小さな二つの穴を開けた円筒型のしょうゆ差しを使って、押すと回転する浮沈子も製作。子どもたちは目を輝かせながら「なんで」「どうして」と驚きながら、何度も浮き沈みを繰り返していた。

  菊池倭子さん(5年)は「回りながら、浮いたり沈んだりして面白かった。理科が大切だと分かったので頑張りたい」、菅原祐太君(同)は「長く実験できて楽しかったし、勉強になった。家にある材料でも作れそうなので、やってみたい」と話した。

  「くらりか」は蔵前工業会がOBたちに協力を求め、2005年にスタート。日本の将来を背負って立つ、子どもたちの理科への興味関心を呼び覚まそうと、身近な材料を使った実験や理科工作の出前授業を展開している。

  同工業会の岩手県支部が「国際リニアコライダーも誘致しており、子どもたちの理科への関心をさらに高めたい」と呼び掛け、杜陵小には、くらりかの講師4人が来校した。

  子どもたちを指導した剱持克夫さん(67)=神奈川県大和市=は「理科って面白いという気持ちを大事にしたい。理科は日常の暮らしの中で必要なもの。不思議なことに疑問を持ち、自ら調べるきっかけになってくれればうれしい」と願った。


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