盛岡タイムス Web News 2013年  12月   13日 (金)

       

■  〈潮風宅配便〉179 草野悟 形になってきた釜石猫駅員


     
   
     

 三陸鉄道を勝手に応援する会が三鉄の全線開通(来年4月)を記念して、釜石駅にご覧のモニュメントを寄贈します。かなり大きな彫刻です。釜石の勇気の一つであるラグビーボールと、その周りを釜石シーウェイブスの選手15人(猫)が囲んでいる構図です。彫刻家は、当会会員の植野義水さんです。三陸鉄道の各駅に動物駅員を寄贈しています。すでに7駅に設置、このラグビーボールで8駅目になります。

  高さは3b、横幅は2.5b。とても大きな木彫です。住田町の集成材を使い、重量は1.5dにもなります。

  植野さんの作業場は滝沢にあります。「植野工房」は閑静な山奥というイメージのところです。制作を開始してから6カ月を経過しました。とんでもない力作なのです。これからシーウェイブスのユニフォームなどを着せてボールもカラーリングします。ここで問題が生じました。お金をかければ簡単なのですが、当会はすべてボランティア。資金力もありません。この大きなモニュメントをどうやって釜石駅まで運び、どうやって設置するか、植野さんと2人で悩んでいます。

  ところが屈強の労働力が三鉄にあることをふと気が付きました。三鉄の社員の総力を結集すれば問題は解決です。NHKの「あまちゃん」で運転士を務めていた北リアス線本部長の金野さんに「…というわけで運んで設置してほしいんだけど」と言いましたら「了解」と竹を割ったようなお返事を頂きました。滝沢は来年「市」に昇格しますが、工房は厳寒の真冬に突入です。突風吹き荒れる凍えるような作業場で最後の仕上げをしなければなりません(私は文章を書いているだけですから寒くありませんが)。

  植野先生、最後のひと踏ん張りです。頑張ってください。と無責任なエールを送っている次第であります。でも皆さま、来年4月、全線開通時には立派なお披露目となりますので、ぜひ見学にお越しくださいませ。
(岩手県中核観光コーディネーター)


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