盛岡タイムス Web News 2013年  12月 18日 (水)

       

■  市民の声拾う まちづくり討議会から提言 盛岡JCが市長に提出 総合計画と施設長寿命化


     
   谷藤裕明市長に提言書を提出した盛岡市まちづくり市民討議会実行委員会の関係者  
   谷藤裕明市長に提言書を提出した盛岡市まちづくり市民討議会実行委員会の関係者
 

 盛岡市まちづくり市民討議会実行委員会(浦田学委員長)は17日、2015年度からの新総合計画と市保有の公共施設の最適化・長寿命化の計画について、市民意見をとりまとめた提言書を谷藤裕明市長に提出した。市民討議会は、比較的政治に積極的な人の意見を聞くパブリックコメント、タウンミーティングなどと異なり、少数意見も聞けるのが特徴。県内の自治体で市民討議会の手法を用いた意見聴取は初めてだという。

  同市では盛岡青年会議所と協働で2013年5月に市民討議会を立ち上げた。無作為抽出で市民3千人に参加依頼書を配布し、78人が討議会に参加。10月に公共施設、総合計画の各部会を開き、各計画への意見を聞いた。

  総合計画部会には、42人が参加し、四つのテーマで議論。「中心市街地をもっと元気にする」では、おもてなしの心を育てる21票、「子育てしやすいまち・子育てしたくなるまち」では、働く人のニーズにあった保育施設の充実20票、「老いても若々しくいきいきと暮らせるまち」では、ときめきのある出会いの場17票、「あなたの盛岡自慢、盛岡の魅力どう売り出す」では、日本のパリを目指す20票―がそれぞれ最も多い意見だった。

  公共施設部会には、36人が参加。小学校や地区活動センター、市営住宅などを視察するとともに▽公共施設の老朽化問題に今後どう取り組むか▽地域で利用している施設の見直し▽全市的に利用している施設の見直し―の3項目で解決方法を議論した。

  今後の取り組みでは、複合化・多目的利用を行うが25票、地域の施設の見直しでは、統廃合と民間委託について具体的に検討する16票、全市的な施設の見直しでは、施設機能の積極的な対外PR16票、施設利用の広報活動16票などの意見が多かった。

  同実行委の高橋一仁副委員長は「市民の方も意欲的だった。今後、市政の一助になればという思いで資料を作成した。一読し、ぜひ活用してほしい」と、市長に市政への反映を要望した。

  谷藤市長は「市の中でも課題になっているテーマを掘り下げてもらった。さまざまな計画に反映できるものを生かしていければ。少子高齢化でもあり、財源もかなり限られた中で、どう効率よく行政を運営していくかが重要な課題。活用させてもらう」と話した。


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