盛岡タイムス Web News 2014年  1月  3日 (金)

       

■ 盛岡市 スポーツ施設めじろ押し いわて国体に備え拡充 通年リンク、多目的運動場など

     
   いわて国体に向けて整備される通年型スケートリンクの予定地、奥はアイスアリーナ  
   いわて国体に向けて整備される通年型スケートリンクの予定地、奥はアイスアリーナ
 

 2016年に開催される第71回国民体育大会・冬季大会(いわて国体)に向けて盛岡市は、14年度から体育施設の整備を本格化させる。いわて国体で同市は、水泳、サッカー、テニス、体操など正式競技・特別競技合わせて10競技14種目の会場となる。冬季大会でもスケート、アイスホッケー競技の実施が予定されている。

  施設整備の目玉となるのは、同市本宮のアイスアリーナに隣接して整備される通年型スケートリンク。施設には国際規格の30b×60bのスケートリンク1面、国際規格の45・720b×5bのカーリングシート2面、客席100席程度を整備。15年8月の完成を見込む。冬季大会では、スケートまたはアイスホッケーの競技会場を想定する。東北唯一の年間通じて利用可能な屋内スケートリンクは、冬季スポーツの推進と競技力の向上への貢献が期待される。

  地方都市が大きな通年型リンクを造るには莫大な予算が掛かる。同市のアイスアリーナは建設に31億円かかったが、通年型リンクは2分の1から3分の1の金額を想定する。太陽光パネルを設置することで電気料を賄い、夏場の遮熱効果も生み出し、ランニングコストを抑える。

  通年型リンクは、現在のプール駐車場の一画に整備予定。整備により駐車スペースは約60台分狭くなるが、総合アリーナ、プール、通年型リンクと3施設が同じエリアにあるのでお互いに駐車場も融通し合える。

  通年型リンクの整備に合わせ、アイスアリーナも通年で利用できる総合アリーナに改修する。冷暖房施設を整備し、現在はコンクリート敷きでバスケットボールの公式戦などが開催できない床部分もスケートリンク施設を撤去し、新たに改修。全国規模の競技大会やイベントの招致を積極的に行い、市民のスポーツへの関心を高めるとともに利用の拡大、にぎわいの創出等の地域振興施設としての活用を図る。

  アイスアリーナは、本大会で体操競技と水泳の各選手の控え室に使用。16年1月、2月の冬季大会では、アイスホッケーまたはスケートの会場となる予定。冬場のスケートリンクとしての使用は15年から16年に掛けてのシーズンまでで、その後はリハーサル大会を完全な状態で実施するため、空調工事を15年1月から始める。14年4月からは設計業務委託が進められる。

  国体ではテニス競技の会場となる太田スポーツセンターのテニスコートも中央競技団体の整備視察で人工芝へ全面張り替えの指摘があり、これに伴う整備を実施する。市街地方向のコート2面については、大会中の天候悪化などに備え室内化も図る予定。クラブハウス内にはシャワー室を設置し、向かい側の同センターキャンプ場には駐車場を整備して利用者の便を図る。整備完了時期は15年7月を予定。

  水泳会場となる市立総合プールは、中央競技団体の指摘で国体開催時期だと寒く、選手の体調管理の必要性があることから屋外の飛び込みと25bの練習用プールについて、仮設で全面覆うような工事を実施予定。屋内メーンプールの可動床などの修繕も実施する。

  国体選手強化および国体サッカー競技の練習会場として、14年4月にはつなぎ地区に市立つなぎ多目的運動場も完成する。御所湖広域公園内に夜間照明6基や防球フェンスなどを備えた約1万平方bの人工芝グラウンド、木造平屋建ての管理棟、駐車場などを整備。国体後のスポーツによる継続的なつなぎ地区の地域振興施設としても期待される。同地区では、現在閉館中の国保連所有のひまわり荘を改修し、選手がスポーツに関する知識や技術の習得、宿泊するための市つなぎスポーツ研修センターも14年4月に開設される。

  市スポーツ推進課の谷藤元春課長は「国体に向けて14年度は大変重要な時期になる。当然一年でできない施設もあるので、それをスタートさせなければならない。設計業務から入る施設もあり、入札不調に至らないように十分な精査をしている。国体に間に合うように頑張りたい」と話す。



   


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