盛岡タイムス Web News 2014年  1月  14日 (火)

       

■  新人一騎打ち確実な情勢 佐々木氏(元町議)と熊谷氏(元県議) 紫波町長選挙 前哨戦さらに過熱 告示まで1週間 議員補選も選挙戦へ


 任期満了に伴う紫波町長選挙は21日の告示まで1週間に迫った。出馬を予定しているのは、表明順にいずれも無所属で新人の元町議佐々木雅博氏(60)と元県議熊谷泉氏(66)の2人。1998年と同じ、新人同士の一騎打ちの構図が確実な情勢となっている。17日には公開討論会も予定されており、21日の告示に向けた前哨戦はさらに過熱している。選挙戦は16年ぶりとなり、この間、都市化が進んで新住民層が増えるなどしており、有権者の投票行動は流動的な要素が多い。

     
  佐々木雅博氏  
 
佐々木雅博氏
 


  佐々木氏は告示まで約4カ月前の昨年9月に出馬表明し、同10月には町内回りなどの活動を開始。時間をかけて着々と準備を推し進めてきた。町内をほぼ一巡し、重視している地元の古館、日詰、赤石地区の町中央部をはじめ町全体への浸透に奮起。年明けは正月返上で町内を回り、地域ごとの集会に顔を出しながら、各地域への印象付けに奔走した。14日の総決起大会では、町政の流れを変えるための機運上昇を図る。

  公約は▽子育て環境の整備▽医療体制の整備と健康づくり▽福祉の充実▽教育環境の整備▽農業・商業・工業の連携▽水害対策の充実▽行財政改革の推進▽高度情報化社会への対応―の8点。

     
  熊谷泉氏  
 
熊谷泉氏
 


  熊谷氏は昨年10月に表明した。県議会の業務に追われながらも、同12月中旬に辞職してからは町内回りなどの動きが活発化した。始動が若干遅れたが、現職の藤原孝氏から引き継いだ町東西地域の強力な基盤、知名度の高さを十分に生かした動きを見せている。昨年末は大みそかも町内を巡り、年明けは地域の新年会に参加しながら、地盤をより強固にしようと奔走する。13日の総決起大会では告示に向け、さらに結束を強めた。

  公約には▽産業振興▽地域活性化▽高齢者福祉・介護▽児童福祉・教育環境▽循環型まちづくりの促進▽災害対策・防災▽効率的な行財政運営―の7項目を挙げる。

  16年前の町長選は町東西部に地盤を持つ現職の藤原氏と中央部に支持層を持つ前町商工会長の大野晴久氏の対決だった。今回も東西、中央対決の様相を呈している。16年ぶりに民意が問われる重要な機会となる。この間、無投票が続いたことで薄らいだ有権者の町政への関心を呼び起こせるかが争点の一つとなる。

  欠員に伴う町議補選には新人の古舘雅晴氏(63)、村上秀紀氏(36)の2人が出馬を予定しており、同町長選と同日程で行われる。古舘氏は元町議の佐々木氏の後継として表明、村上氏は熊谷氏陣営が全面的に連携する姿勢を示しており、町長選への影響も注目される。

  昨年12月2日現在の選挙人名簿登録者数は2万7737人(男1万3059人、女1万4678人)。


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