盛岡タイムス Web News 2014年  1月  19日 (日)

       

■ われらで創る滝沢市 夢・絆・生きがいプレゼンコンテスト 若者が街づくり提言

     
  滝沢市のまちづくりのアイデアを発表する県立大総合政策学部田島ゼミの学生  
   滝沢市のまちづくりのアイデアを発表する県立大総合政策学部田島ゼミの学生
 

 1月1日に誕生した滝沢市の未来に向けて若者が自由な発想でまちづくりのプレゼンを行う夢・絆・生きがいプレゼンコンテスト(同市主催)が18日、滝沢市公民館大ホールで行われた。「地域の絆と支え合いで目指す夢のあるまちづくり」をテーマに、4組の発表者がアイデアを披露。滝沢市をより魅力的なまちとするために、高校や大学で学んでいるさまざまな分野の知識を生かし、豊富なアイデアを発表した。

  県立大総合政策学部総合政策学科田島ゼミの佐藤真之さん(3年)、美濃谷孝明さん(同)、佐々木瑠璃子さん(同)、佐藤瑞穂さん(同)は「たきざわTIKARAプロジェクト」と題して、滝沢の力を最大限に生かした住民主体のまちづくりについて発表し、最優秀賞を受賞した。

  同グループは、市内にある三つの大学と高齢者の学びの場「睦大学」に注目。市民一人ひとりに学生証を配布し、大学を中心に市内全域で滝沢に関する授業を設けて滝沢の魅力を向上させるアイデアを紹介した。

  具体的には、男性の地域でのコミュニティーの希薄化を解消するため出勤前や夜間に市内で男性対象の公開型の生涯学習講座を開設する「おやじ☆らぼ」、子どもたちがフィールドワーク形式で自ら観光資源を発掘し、マップ化することで魅力の再発見や防犯につなげる「観光チャグ馬ップ」などを提案。

  こうした取り組みを通した10年後の滝沢市について、美濃谷さんは「滝沢市の子どもたちは小さい頃から滝沢の魅力を学んでいるので愛着が生まれ、将来滝沢のために何かしたいという若者が増える。大人は、これまで地域で何かをすることが少なかった人も、まちづくり教育によって地域と人との多くの絆が生まれ、より一体感のある滝沢市になる」と話した。

  優秀賞を受賞した県立盛岡農業高3年の懸田恵さん、伊藤岬さん、尻高澤美穂さんは「馬っこクッキーを作ろう」と題して、食物アレルギーの原因食材を使用せず、滝沢特産のリンゴを生地に練り込むなどの工夫を凝らしたクッキーの製作について発表した。

  伊藤さんは「アレルギーフリーとおいしさの両立をどうするか、地域の菓子店にも協力してもらい、作り方を一から勉強するのが大変だった。文化祭などで販売し喜んでもらえ、アレルギーフリーのクッキーを作れた達成感もあった。大学に入ってからも流通の仕方を勉強し、後輩と勉強しながら滝沢の特産品にしたい」と話した。

  同日は、高野愛代さん(県立大学社会福祉学部福祉経営学科3年)が「心のよりどころ、滝沢文庫」、千葉遼太さん(岩手看護短期大学看護学科1年)が「のびのび笑顔の子どもを増やすぞ」と題して、それぞれ発表した。

  柳村典秀市長は「当市は大学や各種研究機関が集まる地域で、かけがえのない財産。滝沢に所在する大学、高校との連携をさらに深め、今後も発展する滝沢市へ提言をもらいたい。よいアイデアについては施策として取り入れるなど活力ある地域の創造につながる一つのきっかけにしたい」と若者のアイデアに期待した。


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