盛岡タイムス Web News 2014年  1月  20日 (月)

       

■  定数、選挙区見直しは? 県議会で検討会議 次期改選に向け今後議論


 県議会の議員定数等検討会議(渡辺幸貫座長、10人)は、2015年の次期改選を視野に定数などの議論を進めている。総定数・選挙区単位の定数見直し、1人区の取り扱いと昨年の公職選挙法一部改正による選挙区合区の是非などが議題となる。東日本大震災津波を契機に沿岸部の人口減少が顕著な中、見直しの基準や視点をどこに置くか。検討会議を通じて論点が整理され、とりまとめられる見込み。

  現在は定数48、16選挙区ある。議員定数は、人口に比例して条例で規定される。人口は5年に1度の国勢調査やこれに準ずる全国的な人口調査に準拠。直近の国調は震災津波前の2010年。

  17日に開かれた第8回検討会議では、主な検討事項と今後の進め方が協議された。検討事項は▽総定数▽選挙区の設定▽選挙区ごとの定数▽その他―など。総定数については各会派とも震災の復興期にあることを踏まえ、現段階では現行通りを支持している。

  選挙区の設定については、前回特例とされていた宮古・下閉伊、盛岡市玉山区、1人区(大船渡、遠野、陸前高田、九戸)が検討課題。宮古・下閉伊は公選法一部改正で選挙区割りが郡・市から市町村単位となり、特例によらず現行区域を継続できる。各会派とも、これに賛同している。

  玉山区は合併後、県議選と市議選は旧盛岡市と同じになったが、衆院選のみ旧村時代の岩手2区のまま。「一票の格差」問題が先行し、岩手1区へ編入する見通しは立っていない。各会派は県議選を現行通り盛岡選挙区とし、衆院選挙区を見直すべきとする考えが大勢を占めている。

  1人区については現行通りとする意見が多い。1人区を見直せば合区の組み合わせによって釜石や二戸が1人区になったり、広域振興圏が不一致になる選挙区も出る。郡域と広域振興圏が一致していない普代村の取り扱いも今後協議される。

  10年国調に準拠する場合、久慈選挙区も定数2から1に減る。逆に盛岡選挙区は10から11に増える。会派の意見では、久慈の定数2を維持して九戸と合区して定数3とし、盛岡の10を維持するなど具体的な見直し案も出ている。

  県議の任期は15年9月10日で、次期改選まで2年を切っている。内容の周知期間も考慮すれば、改選1年前をめどに見直し、条例改正が想定される。震災津波による沿岸や県北の人口減少に伴い、県民の声をいかに県政へ届けるか。今回の見直し協議の動向が注目される。


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