盛岡タイムス Web News 2014年  1月  26日 (日)

       

■ 盛検初の女性1級合格者 4度目の挑戦で超難関突破 盛岡市の矢羽々恵
子さん

     
  2年ぶりに盛岡もの識(し)り検定試験1級に合格した矢羽々恵子さん  
  2年ぶりに盛岡もの識(し)り検定試験1級に合格した矢羽々恵子さん
 

 盛岡市永井の主婦、矢羽々恵子さん(64)が、第5回盛岡もの識(し)り検定試験(盛岡商工会議所主催)の1級に合格した。過去3回、受験したが不合格。4度目の挑戦で、最難関の1級に合格。「続けてきてよかった。うれしい。好きな盛岡が、もっと好きになった」と喜んでいる。1級合格は、2年ぶりで、5人目。女性では初の合格者。

  盛岡検定は2006年から実施。盛岡市に関する歴史、文化、産業、観光、風土などに関して試験を実施し、盛岡通%xを認定するもの。1、2、3級まであり、1級は2級合格者のみ受験できる。

  2、3級は盛岡に関する基本的な事項の出題で70%以上の正解で合格。1級は盛岡に関する高度な事項の出題。記述式20問、四者択一式30問。「岩手大学キャンパスにある国の重要文化財・旧盛岡高等農林学校本館の現在の名称を書きなさい」など。80%以上の正解で合格。

  盛岡生まれの矢羽々さんが挑戦したのは、50代半ばを過ぎた09年から。「盛岡生まれ盛岡育ちなのに、盛岡のことをほとんど知らなかった。市内の橋の名前もおぼつかない。まして歴史なんて知らなかった。そんな気持ちを抱いたとき、この検定を知り、勉強を開始した」と言う。

  3級、2級までは、ストレートに合格。しかし、10年の1級で不合格。その後、毎年、受験するが、3年間、1級の壁を超えることはできなかった。

  矢羽々さんは「歴史は、盛岡の古代、中世、近代まで、深く掘り下げて勉強しなければ、答えられない。盛岡は映画のまち。映画の知識も問われる。最近の盛岡での出来事も。範囲は広く、高度」と言う。

  それでも、矢羽々さんは、諦めない。上田、西部、中央など、家から遠い公民館での歴史や古典、文学などの講座を受講。1日、2回も講座に出たことも。

  矢羽々さんは「歴史の専門家から学んだ。新聞も毎日読み、関連の記事は切り抜き、スクラップした。先人記念館にも通い、130人の先人の偉業も学習した。これだけでは足りないので、関連の本も読んだ」と言う。

  昨年12月8日、1級の試験が行われた。15人が挑戦し、矢羽々さん一人が合格した。「ミスした問題もあり、またかなと思っていた。合格してうれしい。もう6年前の私ではない。以前の私のような人は多いはず。まずは、身近な人に、盛岡の歴史や自然などを知ってもらうようにしたい。ボランティアの観光ガイドなどもしたい。好きな盛岡のために」と話していた。


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