盛岡タイムス Web News 2014年  1月  27日 (月)

       

■  紫波町長選 熊谷泉氏が初当選 佐々木氏は及ばず 投票率は61・18%


     
  万歳三唱で支持者らと初当選を祝う熊谷泉氏  
 
万歳三唱で支持者らと初当選を祝う熊谷泉氏
 

 任期満了に伴い、2人が争った紫波町長選挙は26日投票が行われ、即日開票の結果、無所属新人で元県議の熊谷泉氏(66)が8637票を獲得し、初当選を果たした。県議時代の実績をもとに政策を訴え、藤原孝町長の後継として町政の継続発展を期待する町民の支持を集めた。町政の刷新を目指した元町議の佐々木雅博氏(60)は8101票まで迫った。町議22年の経験を軸に、行財政改革などの政策を訴えたが及ばなかった。今回は1998年以来16年ぶりの選挙戦となったが、投票率は61・18%にとどまり、98年の70・5%を大きく下回った。

 熊谷氏は昨年10月に出馬を表明し、現町政の継続と発展を訴えた。町民生活の安定を最重要テーマに掲げ、雇用創出や児童福祉、循環型まちづくりの促進などを唱えた。

  県議時代に県内外で積んだ経験、県と国へのパイプをアピールしながら運動を展開。社会資本整備や環境政策などを主とする現町政の継続を訴え、町内に幅広く浸透。豊富な経験に基づく町政の安定を望む町民を中心に、支持基盤を拡大した。

  選挙戦では県議時代の後援会組織を中心に藤原町長の支持者とも一体となり、全町的に浸透を図った。街頭演説などのほか、市街地を徒歩で回り、支持層の掘り起こしにも全力を注いだ。町議補選に立候補した村上秀紀氏陣営と連動した運動も展開。同日程で実施した個人演説会などで連携をアピールし、集票力を増した。

  自民系の町議12人が支持に回り、政党の組織力を背景に体制を構築した。総決起大会には自民党県連の鈴木俊一会長ら衆院議員や自民県議らが応援に駆け付け、支持を訴えた。

  佐々木氏は町議22年の経験を強調し、社会情勢の変化に合わせた町政の刷新を叫んできた。市制実現や町組織制度を見直す行財政改革を中心に公約を掲げ「元気な町『紫波町』」の実現を訴えた。

  出馬表明後、短期間で後援会を組織して精力的に活動し、知名度不足を挽回(ばんかい)。無投票が続いた町政に一石を投じ、共鳴した商工関係者らを中心に、急速に勢力を拡大した。新たな町政の流れに期待する町民の支持を受け、現職の後継者を猛追するもあと一歩及ばなかった。

  紫波町選挙管理委員会によると、選挙当日の有権者数は2万7574人(男1万2984人、女1万4590人)。期日前投票は2276人が行い、投票率は8・2%だった。


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