盛岡タイムス Web News 2014年  2月  15日 (土)

       

■ 〈おらがまちかど〉1 盛岡市 大日町内 「助け合い」を未来へ 65年の歩み一冊に編む

     
  「妙泉寺山の大日如来は盛岡南部藩ともつながりがあり由緒正しい」と話す佐々木会長  
  「妙泉寺山の大日如来は盛岡南部藩ともつながりがあり由緒正しい」と話す佐々木会長
 

 大日町内会(佐々木幹郎会長)は昨年、1948(昭和23)年の発足から65周年を迎えた。それを記念し、昨年9月に「大日町内会65年間の歩み」を発行。住民に町内会の歴史を伝えようと編集され、古い写真や思い出をつづる寄稿文なども掲載している。

  佐々木会長は「何十周年という節目で記念誌を作る町内会はあるが、うちはそういう記録がなかった。記録を残したいと思い、役員会に提案した」と振り返る。約1年、12人の編集委員を中心に制作を進めた。

  88年まで住民の集いの場となった大日公民館など町内の施設も紹介する。「現在はマンションが建つ場所に赤土山と呼ばれる山があり、そこに大日公民館があった」と、佐々木会長は懐かしむ。建設時に住民らの協力があったことも紹介。かつての公民館や街並み、町内会行事の写真をふんだんに掲載し、見た人からは「懐かしい」との声も聞かれている。

  80年に開設され多くの住民に利用される加賀野児童公園(通称キリン公園)は、町内の触れ合いの場。佐々木会長は「花壇の草取り、手入れなどには子どもたちと親、老人クラブの皆さんが出て行う。新しく町内に来てマンションに住んでいる人と連携が取れない町内会もあるが、大日町内会はそういった人とも一体感を持って活動できている」と話す。

  活動を通じて信頼関係を築いているという大日町内会。佐々木会長は「『歩み』で歴史を振り返ってもらい、『向こう三軒両隣』が言葉だけでなく、困ったときは助け合うということでつながっていけば」と期待している。
    (相原礼以奈)

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  盛岡市、滝沢市、雫石町、矢巾町、紫波町の町内会や自治会に取材する連載「おらがまちかど」が本日よりスタートします。安全・安心な郷土をつくるため、住民のコミュニティーが一層、重要性を増しています。それぞれの地域に活躍する人々、お宝、隠れた名所旧跡、自然環境などを取材し、毎週、紹介していきます。読者の皆さんも何か情報がありましたら、どしどしお寄せください。




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