盛岡タイムス Web News 2014年  2月  16日 (日)

       

■ 東日本「記録的」大雪で影響 新幹線に最大6時間の遅れ 鉄道などに乱れ 県道網張温泉線通行止

     
  精算などのため窓口に並ぶ利用客の行列ができたJR盛岡駅2階の北改札口周辺(15日午後0時半ごろ)  
  精算などのため窓口に並ぶ利用客の行列ができたJR盛岡駅2階の北改札口周辺(15日午後0時半ごろ)
 

 県内は発達した低気圧により15日未明から雪に見舞われた。沿岸全域や内陸の一部など14市町村に大雪、暴風や波浪の各警報が出された。同時に関東甲信越の記録的な大雪の影響で山形、上越、長野の各新幹線で終日運転見合わせや運休などが相次ぎ、東北、秋田新幹線、県内のJR在来線も一部に運休や大幅な遅れが生じ、交通も乱れた。盛岡地方気象台によると、16日は低気圧の影響で次第に冬型の気圧配置となり、昼まで雪の予想となっている。

  ■盛岡駅は混乱
JR東日本新幹線運行本部によると、東北、秋田新幹線は地上設備の安全確認のため運行に遅れが生じた。15日午後2時時点で上下線に3〜4時間の大幅な遅れが起きた。このうち下り「やまびこ51号」は153分遅れで東京を出発。盛岡に200分遅れの午後0時20分に到着した。

  盛岡市盛岡駅前通のJR盛岡駅2階のみどりの窓口では新幹線の切符購入、改札内では特急券の精算をする利用客らで長蛇の列ができていた。用事のため上京していた女性は精算のために行列に並びながら「午前8時40分ごろ乗車して到着したところ。無事に帰ることができてよかった」と話していた。

  改札内には、列車の到着を待つ人のために駅側が大量のいすを用意していた。上り列車を待っていた年配の男性は「岩手で3日ほど観光して帰る予定。東京は大雪で(交通事情が)どのようになっているのか。きょう中には帰りたい」と不安な表情を浮かべていた。

  福島県郡山市の男性はみどりの窓口前で「30分以上並んでいる。(地元で)雪がどのようになっているか心配だ」と待ちくたびれた様子だった。

  ■最大348分遅れ
  JR東日本秋田支社の午後5時発表によると、秋田新幹線は、「こまち」号上下6本が運休、同3本が区間運休、「スーパーこまち」を含む同12本に最大348分の遅れが出た。東北新幹線も上下で遅れや運休が生じた。

  同盛岡支社によると、田沢湖線は午後4時25分現在赤渕―田沢湖間の強風により、盛岡―田沢湖間または雫石間の上下4本が運休した。山田線は区界―宮古間で大雪のため、盛岡発着を含む上下8本が運休し、約210人に影響が出た。ほか5時半現在で釜石線上下13本、北上線同8本が運休するなどした。三陸鉄道の南リアス線にも運休が出た。

  空の便はおおむね順調に運航したが、午後に到着機の遅れによる遅延や名古屋便の発着便で悪天候の場合に名古屋へ引き返す可能性もある条件付き運航などの措置が取られた。

  県内の高速道路は事故の通行止めなどはあったが、速度規制、チェーン装着規制が敷かれた。宮城県内では雪の影響による通行止めが起きた。

  ■通行止めや停電も
  県総合防災室の午後4時現在のまとめによると、雫石町の網張温泉線、釜石・遠野線など県道3路線で全面通行止め、遠野―宮古間の国道340号で一部通行止めとなった。陸前高田市では倒木のためNTTドコモの4基地局が中断し、復旧作業が進められている。滝沢市鵜飼の県道鵜飼安達巣子線も視界不良で通行止めになった。

  東北電力岩手支店によると、陸前高田、一関、遠野3市で荒天による倒木などで計2293戸が停電した。いずれも復旧した。

  盛岡地方気象台の観測によると、各地の24時間降雪量は午後4時現在で遠野の19aが最も多く、岩泉18a、一関祭畤16a、久慈や二戸など12a、雫石や岩手松尾、大船渡で10a、宮古8a、盛岡4aなどだった。

  積雪の深さは湯田194a、祭畤149a、奥中山71a、岩泉46a、宮古市川井区界41a、久慈38a、雫石35a、宮古26a、大船渡12a、盛岡10aなど。

  瞬間最大風速は区界で19・3b、玉山区薮川で18・6bと2月の観測史上最高となった。ほか大船渡で19・1b、紫波で16・5b、盛岡で15・5bなどが観測された。


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