盛岡タイムス Web News 2014年  2月  17日 (月)

       

■  文化の発信が重要 いわて若者会議 大友啓史監督が講演 トークセッションも


     
  トークセッションで発言する大友監督(右から2番目)  
 
トークセッションで発言する大友監督(右から2番目)
 

 県が進める若者が活躍する地域づくりプロジェクトのキックオフイベント、「いわて若者会議」が16日、盛岡市中ノ橋通1丁目のななっくで開かれた。若者文化をテーマに開催し、盛岡市出身の大友啓史映画監督の基調講演、大学生や専門学生の活動紹介などを実施し、約300人が来場した。達増知事、大友監督らのトークセッションでは、若者が活動する上で必要なことなど、それぞれが経験を踏まえて発言。岩手の若者が全国で活躍するための起爆剤とした。

  大友監督は「ハプニングがおもしろい」と題して講演。盛岡市で過ごした青春時代から、現在の映画製作に至るまでの経緯を話しながら、若者の活躍につながるヒントを示した。

  映画製作で、実際は晴れのシーンを天候の関係で雨のシーンとして撮影した経験を紹介。最後に編集し、お客の声を聞いて評価してもらうまで、どちらが良いのか分からない場合があるという。

  「頭の中で思い描いていることに比べて、世の中が全然違うルールで動いていることがある。頭の中で描くだけでは、文化は成り立たない」と指摘。

  大友監督は、文化は「発信」してこそ意味があるものと熱弁。「全国的に見たときに、自分たちの位置づけがどこにあるのか。どう届ければ、岩手の文化が日本中に届くのか。届けることを考えて活動してほしい。届いたときは本当に楽しい」と経験も交えながら話す。

  「自分の思いや考えをどうプレゼンテーションしていくのか。届ける技術をどう磨き、プッシュしていくのかを楽しみにしている。面白いと思っていることについて、生計を立てながら届けてこそ、文化は根付いたものになっていくと思う」と岩手の若者の力に期待を込めた。

  トークセッションには達増知事、大友監督のほか、岡本昭史DonDonup社長、モデル、レポーターの葛巻舞香さん、第3回いわてマンガ大賞受賞者の空木由子さんら6人が出席した。

  岡本社長は岩手の若者に必要なこととして、自分たちのチャンスを客観視することを挙げた。「ビジネスの種が花開くことは、東京よりも地方の方が多い。ある意味で情報量が少ない。自分たちを客観視して、自らの良い部分を見ることが重要だ」と話した。


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