盛岡タイムス Web News 2014年  2月  18日 (火)

       

■  14年度盛岡市当初予算案 一般会計は1060億円 子ども、スポーツなど重点 前年度比2・6%増 「未来の力創生」のため


 盛岡市は17日、2014年度当初予算案の概要を公表した。一般会計の総額は1060億7千万円で、13年度当初比27億2300万円、2・6%の増となる。過去最高の12年度に次ぐ予算規模で、1千億円台の予算は5年連続。子ども、スポーツ、観光、安全・安心などの施策に重点を置き、盛岡の元気な未来をつくっていくことを念頭にした「未来の力創生予算」。市税の増加が見込まれるものの、歳出では扶助費など社会保障費に必要な一般財源が依然として増加を続けるなど厳しい状況にあり、財政調整基金の取り崩しや行政コストの縮減、予算配分の重点化で必要財源を確保した。最終調整を経て24日招集の市議会3月定例会に提案される。

  ■一般会計歳入

  市税は419億6509万円で13年当初比18億9528万円増。歳入全体の構成比は39・6%を占める。自主財源比率は45・5%と、同比0・9ポイント上昇したが、10年以降5年連続で5割を切る見込み。

  地方交付税(構成比15・7%)は166億4507万円で同比17億2981万円減、国庫支出金(同17・4%)は185億2061万円で同比9億6957万円増とそれぞれ見込まれる。県支出金(同5・4%)は57億9227万円で同比3億1376万円増。

  財政調整基金など主要3基金については、財調が約8億7千万円を取り崩し、14年度末残高見込み額は約61億2千万円。市債管理基金、公共施設等整備基金を合わせた3基金の合計で約64億1千万円。13年度末残高見込み額は13年度12月補正までで約74億6千万円。

  市債(同11・4%)は121億1130万円で同比7億7940万円、6・9%の増。歳入に占める市債発行額の割合は、臨時財政対策債を除いて一般会計予算総額の8%以内、かつ元金償還額の116億3740万円以内とすることとし、6・8%に抑制した。一方、国体に向けた通年型スケートリンクや太田テニスコートの整備、小中学校の増改築や耐震補強など、喫緊に実施しなければならない事業が多くあり、市債の借り入れは増加。

  14年度末の市債残高は13年度末見込みと比較して約5億円増の約1301億円、市民1人当たりでは44万円となり、前年度より2千円増える見込み。

  ■一般会計歳出

  総合計画の41施策のうち重点4施策は「みんなで支える子育て支援の展開」が146億5234万円、「生涯にわたり楽しめるスポーツ・レクリエーションライフの実現」が22億328万円、「自然災害対策の推進」が9億3612万円、「地域資源をいかした観光・物産の振興」が5億4949万円。

  新規事業は63事業(13年度84事業)。橋りょう長寿命化計画に基づき上の橋や御厩橋など8橋の修繕工事を行う橋りょう補修工事2億2千万円、児童数が増加している津志田小学校の教室数不足を解消するため増改築を行う津志田小学校施設整備事業1億4292万円、アイスアリーナを通年アリーナに改修し、国体の開催準備や全国規模の室内競技、イベント招致の促進を図る総合アリーナ整備事業9900万円、中心市街地の再生を図るため、盛岡バスセンターの整備など地区の調査設計等の費用に対し補助を行う盛岡バスセンター地区暮らし・にぎわい再生事業5117万円など。

  性質別で見ると、義務的経費は総額で566億7825万円で13年度当初比2億9771万円、0・5%の増。内訳は人件費が158億7772万円で1億1174万円増、扶助費が273億2804万円で10億6501万円増、公債費が134億7248万円で8億7903万円減。歳出全体の構成比は53・5%。

  投資的経費の普通建設事業は144億511万円で同比16億3845万円、12・8%増。構成比は13・6%と前年度から1・2ポイント増加した。

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  一般会計と10特別会計を合わせた当初予算総額は1604億885万円で、13年度当初比36億2230万円、2・3%の増となる。介護保険費、後期高齢者医療費の各特別会計の予算総額が押し上げている。
 


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