盛岡タイムス Web News 2014年  2月  22日 (土)

       

■ 一般会計は86億円 14年度雫石町当初予算案 災害復旧に4億6000万円

 雫石町の深谷政光町長は21日の定例記者発表で2014年度当初予算案を公表した。一般会計は総額86億2千万円で13年度当初予算と比較して4億4500万円、5・4%増となった。昨年8月9日以降の大雨・洪水災害の災害復旧費などが増加要因。町債残高は13年度決算見込みで73億4345万円、町民1人当たり約41万5千円になる。9特別会計と水道事業会計を含む総額は145億3218万円で対前年度比3・8%、5億3361万円増。最終調整し、27日招集の町議会3月定例会に提案される。

  ■一般会計歳入
  自主財源は25億6014万円で、自主財源比率は29・7%と対前年度比0・9ポイント低下。うち町税(構成比23・9%)は20億6389万円で同1・5%減。これに対して、依存財源の地方交付税(同40・3%)は34億7千万円で同0・1%増。町債(同6・8%)は5億8710万円で同25・2%増。国庫支出金(同9・1%)は7億7960万円で同42・5%増。

  繰入金は1億6634万円で、同3713万円、28・7%増となった。主要基金残高のうち財政調整基金は13年度末で約13億7800万円の見込み。前年度から約3億円減少の見込み。

  ■一般会計歳出
  性質別では、義務的経費(構成比40・3%)が34億6690万円で、対前年度比0・5%減。うち人件費は一般職給料の減などで4689万円減の16億6855万円。扶助費は、障害者医療給付費などで639万円増え、10億5607万円となった。公債費は7億4228万円で同2435万円、3・4%増。投資的経費(同10・9%)は9億4150万円で、同3億5821万円、61・4%増。

  目的別で見ると、昨夏の大雨・洪水に係る災害復旧費は4億6041万円。主な内訳は農地・農業用施設1億1632万円、林業用施設4464万円、道路橋りょう1億1207万円、河川1億8735万円。

  新規事業は、環境分野で道の駅・雫石あねっこへの電気自動車用充電器の設置費801万円、保健・医療・福祉分野では町民の健康維持と疾病重症化の抑制を目的とした「一町民一台帳」の導入費1955万円。安心・安全の分野では、老朽化の進む橋りょうの補修費8912万円。

  産業振興関係は、農林業分野で、大雨・洪水災害で被災し、作付けできない農地への営農継続支援金200万円。スギやアカマツなど町産材の利用住宅建築支援事業費補助金150万円。商工分野では、元祖しずくいし軽トラック市初の全国イベント「全国軽トラ市inしずくいし」(9月開催)の事業費補助金210万円など。

  継続事業では、東日本大震災津波風評被害対策として牧草地再生対策事業費1億9032万円、防災体制および防災拠点施設の機能強化を目的とした町中央公民館と西山公民館の太陽光発電設備設置費7463万円など。

  深谷町長は「大雨・洪水災害からの復旧・復興を最優先で編成した。13年度予算の繰り越し分と14年度当初予算を合わせた中で順次、復旧工事を進めていく。現在も発注が進んでおり、おおむね順調な状況。環境・教育・福祉・産業・防災の五つの柱ごとに重点を定め、各種の施策や対策を講じていきたい」と話している。

 


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