盛岡タイムス Web News 2014年  2月  25日 (火)

       

■  市民起点で福祉の向上 盛岡市議会開会 谷藤市長が所信表明

 

     
  2014年度の所信を表明する谷藤裕明市長  
  2014年度の所信を表明する谷藤裕明市長
 

 盛岡市議会3月定例会は24日招集され、本会議が開かれた。谷藤裕明市長が、現行総合計画の最終年度に当たり、新たな総合計画の策定を進める2014年度に向けて所信表明。「社会情勢が変化する中で、県都としての役割を踏まえながら、市民起点の市政により、さらなる市民福祉の向上を図る」と決意を示した。会期は3月26日までの31日間。

  谷藤市長は「豊かな地域資源や特性、都市基盤などを生かした産業の振興を図り、にぎわいや魅力を創出するとともに、広域的な連携を深めながら、本市が仙台市に次ぐ、活力あふれる東北の拠点都市として発展するよう全力を投じる」と述べた。

  3年が経過する東日本大震災津波からの復興について「『本格復興推進年』と位置付けて、震災復興をさらに加速させることとしており、被災者一人ひとりが安心して生活を営むことができ、将来にわたって持続可能な地域社会の構築を目指す」と主張。昨年の豪雨・台風被害の復旧では「国や県と連携しながら、早期の復旧に向けて取り組んでいるところで、引き続き市民の生命と財産を守る『安全・安心なまちづくり』に努める」とした。

  国・県の動向や人口減少・少子高齢化などの社会経済情勢の変化を踏まえ、総合計画と新市建設計画の進捗(しんちょく)に努めながら各種施策の推進に全力を傾注する考えを示し、14年度に優先的または新たな行政課題として取り組む重点施策を説明した。

  重点配分施策の「生涯にわたり楽しめるスポーツ・レクリエーションライフの実現」では、通年型の屋内スケートリンクの整備のほか、盛岡南公園内への収容人員1万人程度の新市営野球場の整備に向け検討を進める。

  「地域資源を生かした観光・物産の振興」では、7月開館予定のもりおか町家物語館の活用やつなぎ温泉の振興、玉山区の桜の里整備事業などを推進するほか、盛岡さんさ踊りで和太鼓同時演奏数の世界記録に再挑戦する予定。

  14年度の主要施策では▽青山2丁目・3丁目アパートの建て替え工事▽小学生の入院費用の助成▽仮称仁王地区活動センターの整備▽盛岡地域におけるプラスチック製容器包装の毎週収集▽新規路線の市道渋民東線の着手▽次期盛岡市地域福祉計画の策定―などがある。

  ほかに▽盛岡駅前地下道へのエレベーターの増設▽高松公園や中央公園、旧盛岡競馬場跡地における自由広場ゾーンなどの整備▽浄配水場施設などの更新▽太田、都南中央第三、道明の土地区画整理事業での道路築造や家屋移転▽中央通2丁目地区、八幡町地区および盛岡バスセンターの再開発事業の支援▽梨木町上米内線、盛岡駅南大通線、明治橋大沢川原線の整備―なども挙げた。

  「いきいきとして安心できる暮らし」では、第2次もりおか健康21プランの策定、市立病院の経営健全化に向けた次期経営改善計画の策定、盛岡市高齢者保健福祉計画・第6期介護保険事業計画の策定などに取り組む。「心がつながる相互理解」では、市民協働推進指針に基づき「仮称町内会・自治会協働推進計画」を策定する。「信頼される質の高い行政」では、新たな盛岡ブランド推進計画の策定を進める。

  同日は一般会計予算など議案30件の提案理由を説明し、専決処分9件を報告。星野勝利市教育委員長が教育行政推進に関するあいさつを行った。市長、教育委員長の所信表明に対する代表質問は、休会を挟んで28日から始まる。一般質問の一括質問、一問一答方式は3月3日から6日まで。


本ページ掲載内容の無断転載を禁じます
ホームページに関するお問い合わせ、取材に関する情報は
E-Mail:hensyuu@morioka-times.com
盛岡タイムス宛てにお願いします