盛岡タイムス Web News 2014年  2月  28日 (金)

       

■  任期集大成の年全力で 雫石町議会開会 深谷町長が施政方針

 

     
  新年度の施政方針を述べる深谷政光雫石町長  
  新年度の施政方針を述べる深谷政光雫石町長
 

  雫石町議会3月定例会が27日、開幕した。深谷政光町長、上野宏教育委員会委員長がそれぞれ新年度の施政方針を演説した。深谷町長は新年度が現任期の最終年に当たり「集大成の年」と位置付ける。現場主義の信念を変えることなく「住民主役のまちづくりを実現するため、職員と一丸となって全力で町政運営に取り組む」と決意を示した。

  施策の重点事業には▽昨年8月の大雨・洪水災害からの復旧・復興事業▽3R(リデュース、リユース、リサイクル)・新エネルギー推進事業▽学力を育む環境整備事業▽高齢者福祉強化・健康づくり推進事業▽地域産業自立支援事業▽防災体制強化事業―の6項目を掲げた。

  大雨・洪水によって被害を受けた農業施設や道路・橋の復旧復興は、引き続き、近隣市町、友好都市の静岡県富士市からの職員派遣を受けて推進する。災害を検証し、地域防災計画を見直すほか、防災ラジオの配布、町ホームページの全面改修などで「防災情報伝達の多元化を図る」とした。

  3R・新エネルギー推進事業では、太陽光発電設備を中央公民館と西山公民館に導入。防災拠点としての機能も高める。「道の駅雫石あねっこ」には県内市町村に先駆け、電気自動車への充電設備を整備するとした。

  学力を育む環境整備では、雫石中にスーパーエコスクール実証事業を導入。地場産材を活用した木質化、エコ改修によるゼロエネルギー化などを進める。小学校の適正配置は「教育委員会はもとより、保護者や地域住民と一体となって取り組む」と述べた。

  高齢者福祉では認知症対策を強化するため、実態調査を実施。「認知症等地域支援推進員」を配置し、医療や介護関係機関などとの調整役を果たしてもらう。「医療ソーシャルワーカー」の配置も検討し、「在宅療養を支える体制を段階的に整えていく」と述べた。

  旧西山診療所や旧御明神診療所での出張診療の早期実現、「1町民1健康台帳システム」の稼働などにより地域全体で高齢者を支える態勢づくりを推進。雫石診療所には常勤医師1人を新規採用する。

  地域産業では、農畜産物の6次産業化に向けた起業家のフォローアップや雫石牛の安定供給に向けた支援、町産材の利用などに力を入れる。東京事務所には観光販売促進実践アドバイザーを配置し、誘客増を狙うとした。



本ページ掲載内容の無断転載を禁じます
ホームページに関するお問い合わせ、取材に関する情報は
E-Mail:hensyuu@morioka-times.com
盛岡タイムス宛てにお願いします