盛岡タイムス Web News 2014年  3月  2日 (日)

       

■ 県内各地で高校卒業式 希望胸に学舎巣立つ 「社会を明るくする存在に」 盛岡北は241人

     
  涙をこらえながら卒業証書を受け取る清水さん  
 
涙をこらえながら卒業証書を受け取る清水さん
 

 県内各地の高校で1日、卒業式が開かれた。今年度の卒業生は、2011年3月11日に発生した東日本大震災津波の直後に入学した学年に当たる。滝沢市牧野林の県立盛岡北高(内藤賢一校長、生徒717人)でも第38回卒業式が同日行われ、3年生241人が式に臨んだ。

  高校卒業という人生において大きな区切りを前に、りりしい表情を見せる卒業生たち。学び舎を巣立ち、社会への一歩を踏み出すという決意がうかがえた。担任から呼名された卒業生は元気に返事をし、代表の清水聡美さんが涙をこらえながら内藤校長から卒業証書を受け取った。

  答辞では、前生徒会長の澁谷薫君が「3年間を振り返ると、そばにはいつも仲間がいた。高校での経験や思い出はいつまでも色あせることなく、私たちの支えとなるでしょう。校章カシオペアのように、日本を、社会を明るく照らしていける存在になりたい」と誓った。

  内藤校長は式辞で「日々自らを鍛えながら、勉学、部活動、生徒会活動に取り組んできた。この北高での3年間は生涯忘れられない良き思い出になったと思う。本校の3年間で培った生きる力を、それぞれが進む先で存分に発揮されることを期待する」と激励した。

  在校生を代表し、生徒会長の秋津拓克君(2年)が「みなさんの心中はそれぞれの新しい道への期待や希望で満ちあふれていることと思います。この3年間の高校生活の1日1日の積み重ねが皆さんの誇りとなり、目まぐるしく変化するこの社会を生き抜く原動力となると思います」と卒業生にはなむけの言葉を贈った。

  式では達増知事からのメッセージも披露された。達増知事は同日開かれた高田高(大船渡市立根町)の卒業式に出席してメッセージを贈ったほか、他の県立高校でも知事のメッセージが紹介、配布された。

  盛岡北高の卒業生たちは式終了後、それぞれのクラスで最後のホームルームに臨んだ。昇降口前では後輩たちが待ち構えており、両手いっぱいに寄せ書き入りのボールや色紙、花束を受け取り、未来への一歩を踏み出した。


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