盛岡タイムス Web News 2014年  3月  6日 (木)

       

■  駆け込み需要で活況 自動車販売、年度内登録で 新車から中古車市場



     
  消費税増税前に駆け込み需要が起きている未使用車の市場(盛岡市内)  
  消費税増税前に駆け込み需要が起きている未使用車の市場(盛岡市内)
 

 東北運輸局がまとめた県内の1月の新車登録台数は2636台で、前年同月比482台、22・4%増となり、昨年10月から4カ月連続で前年同月を上回った。消費税増税前の駆け込み需要による。普通車の登録は1038台で、前年同月比1・5倍増となった。現行の税率で購入するには3月中に新車登録する必要があるため、納車が間に合う中古車に駆け込みが移っている。新年度からは自動車取得税の税率が軽減され、駆け込み後の反動を緩和する効果が期待されるが、消費税の2段階にわたる増税を控え、需要は持続するとみられる。

  東北運輸局がまとめた県内の昨年の新車登録台数は、9月3千8台(前年同月比6・7%減)、10月2829台(同14・3%増)、11月2978台(同5・5%増)、12月2396台(同13・3%増)。東北6県の管内では昨年9月から5カ月連続前年比で増えており、県内にも全国と同じ傾向が表れている。

  盛岡市みたけ1丁目の日産プリンス岩手販売の一笠淳一販売課長は「駆け込み需要は1月がとても多く、2月を過ぎると間に合う車は在庫車だけになるので、今は落ち着いている。エクストレイルやノートなどの車種が人気を呼んだ」と話す。エコカー補助金に際してのような、駆け込み後の反動については「車産業に打撃が大きくならないよう、考えて」と話した。

  各メーカーの人気車種は3月中に納車、登録が難しいため、新車ディーラーの駆け込みは2月でピークを超し、3月から中古車や未使用車のディーラーに需要が移りつつある。

  盛岡市向中野2丁目のガリバーミニクル盛岡西バイパス店は、主に未使用車を取り扱い、駆け込み需要のため在庫をやりくりしている。村田賢太カ店長は「軽自動車の価格を平均120万円とすれば、税率が3%上がると大きな差額になるので、駆け込み需要は増えている」と話す。同店は女性向けの軽自動車販売に力を入れており、「ホンダの車種などが人気。新車登録に1カ月以上かかる車種で、未使用車を求める人が多い。消費税の関係で最近はお客さんの引き合いが多く、在庫は豊富に取りそろえているが、早い者勝ちの車種がある」と話している。

  自動車取得税は4月以降の新車登録については5%から3%、軽自動車は3%から2%に引き下げられるため、消費税増税分の負担を軽減する効果が期待される。

  県自動車販売店協会の山口正専務理事は「昨年10月から前年同月比を上回っている。エコカー補助金の時、思い切りカーブが上がり、急激に下がったときほどの伸びはないが、2割増し前後で推移している」と話す。4月以降の反動については「多少は影響あると思うが、メーカーが受注して4月以降も納車するものがあり、自動車取得税の軽減もあるので、エコカーの時ほどの落ち込みはないのではないか」とみている。


本ページ掲載内容の無断転載を禁じます
ホームページに関するお問い合わせ、取材に関する情報は
E-Mail:hensyuu@morioka-times.com
盛岡タイムス宛てにお願いします