盛岡タイムス Web News 2014年  3月  13日 (木)

       

■  最後の2人が巣立ち 薮川中16年で38人卒業 3月閉校


     
  卒業式で合唱を披露する千葉君と荒木田さん(左から)  
  卒業式で合唱を披露する千葉君と荒木田さん(左から)
 

 今年度限りで閉校となる盛岡市立薮川中(下町晃司校長、生徒2人)で12日、卒業式が行われた。1、2年生が在籍せず、たった2人で中学校生活最後の1年を送ってきた荒木田美沙稀さん(15)と千葉幸哉君(15)に、卒業証書が授与された。県内の中学校は12日、卒業式のピークを迎えた。県内171校のうち163校で同日式が行われ、多くの卒業生が学びやを巣立った。

 設立から16年の歴史を持つ同校。これまで一度だけ3年生が在籍せず式の開催されなかった年度があり、今回の卒業式は第15回。荒木田さんに37番、千葉君に38番の卒業証書が下町校長から手渡された。

  荒木田さんと千葉君は「卒業できたのは、これまで私たちを支えてくださった、家族と地域の皆さんのおかげだと思っています。薮川中で培った最後まで頑張り抜くことを大切にしながら、さらに努力を続けていくことを誓います」と、声をそろえて誓いの言葉を述べ、合唱を披露した。

  下町校長は「この卒業証書は、2人が本校で全ての学習をやり遂げ、本校の目指す、厳しい社会を生き抜く真の力を身に付けたという証しであり、これまでお世話いただいた全ての方を代表して私が渡したものです。この3月で閉じることとなった薮川中の伝統と文化の集大成ともいえる、最後の卒業証書でもあります。厳しい現実の中で、時にはくじけそうになったり、自信を失ったりすると思う。その時は、薮川中で培った自信と誇りを思い出してほしい」と式辞を述べた。

  千葉浩志同校PTA会長、同じく今年度閉校する市立外山小の田山英司校長が来賓を代表し祝辞を述べた。

  荒木田さんは「中学校での3年間はあっという間だった。高校では今まであまりなかった集団活動も増えると思うので、頑張りたい」と語る。千葉君は「厳しい時もあったし、楽しい時もあった3年間だった。高校でも頑張って、これからの社会で必要な力を身に付けたい」と話した。

  薮川中と外山小の閉校式は16日に行われる。午前10時から外山小、同11時半から薮川中で閉校式が行われた後、午後0時15分から外山小体育館を会場に「思い出を語る会」が開かれる。

  県教委の調べでは、今年度中学を卒業見込みの生徒は1万2551人となる。
 


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