盛岡タイムス Web News 2014年  3月  16日 (日)

       

■ 〈体感思観〉 もりおかスクエアが面白い 大森不二夫

 大通・菜園地区などを中心とする、もりおかスクエアが面白くなってきた。若い人が、イベントを行い、街を元気にしている。スクエア内の専門学校の学生が中心になり、自主的にイベントを立ち上げるなど、新たな発想と行動力を見せつけている。

  先月、クロステラス盛岡で実施された巨大な恵方巻き作りは、盛岡情報ビジネス専門学校生が企画から準備、実施まで全てを行った。

  当日は雪の天気だったが、家族連れを中心に、恵方巻き作りに50組が挑戦。5時間ほどかけて完成したときには、参加した市民も、学生も、そして、会場を提供したクロステラスのスタッフらも大喜び。取材した私も、思わず、「やった」と心の中で喝采(かっさい)した。

  実施の前後に学生に話しを聞いた。「このかいわいは、とてもレトロ。ユニークな雑貨店などがあり楽しい」「本屋や映画館もあるこの街で学生生活を過ごせて最高」「この街が好きになった。恩返しのためのイベント」と率直な感想を聞き、感心させられた。

  盛岡大通商店街協同組合も同学校と連携し昨年から、「まちなか虹色プロジェクト」を開始。大通を舞台にジャンボパイ作り、すごろくイベントを実施し、大勢の市民を楽しませた。

  吉田莞爾同組合理事長は「これまでの発想では駄目。若者にどんどん好きなようにさせることが重要。大人が規制したら、面白いことなど出てこない。今年も任せる」とリーダーの心意気を見せつけた。

  元気な若者、そして自由な発想。中心市街地の衰退、空洞化が叫ばれる中、新なた芽がスクエアから生まれるのを感じる。地場の大型店3店がスクラムを組み、スクエアの回遊性を高める動きも加速させている。

  4月からは、スクエアで新たなカルチャースクールがスタートする。さらには、地元主導によるマンション開発も動き出した。「わくわくしそうなスクエアになりそう」。そんな期待を抱きながら、まだバイクでの取材を続けている。春が待ち遠しい。


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