盛岡タイムス Web News 2014年  5月  10日 (土)

       

■ 油彩や混合技術を駆使 あすまでおでって 三輪幸子さんが作品展


     
  作品「風〜廻る思い」(左)、「夜」(右)と三輪さん  
  作品「風〜廻る思い」(左)、「夜」(右)と三輪さん
 
 

 「三輪幸子油彩画展。」は11日まで、プラザおでって(盛岡市中ノ橋通1の1の10)2階ギャラリーで開かれている。三輪幸子さん(62)=滝沢市室小路=による油彩や混合技法を駆使した作品30点を展示。花を中心に描く幻想的ながら落ち着いた雰囲気の作品世界を楽しむことができる。

  三輪さんは2001年から3年間、東京で画家の川口起美雄さんに師事。顔料を卵で溶いた絵の具を用いるテンペラ画と油彩を合わせた混合技法を学んだ。本県に戻って来てからは油彩だけを描き、毎年一回、女子美術大同窓グループ展に出展している。三輪さんは「絵がたまってきて、高齢の母への親孝行の意味も込めて今回の個展を開いた」と、盛岡での初個展への思いを語る。

  混合技法は、白のみ卵と混ぜた絵の具を使い、他の色は油絵の具を使用する。平らな板に描くため、細かい線でも表現しやすいのが特徴。細密画に適した技法でもあり、三輪さんの作品「空、想う」はリアルに描き込まれたドアノブと開きかけたドアが描かれ、その向こうには空や雲、光が見えている。

  三輪さんが「ブルーシリーズ」と呼ぶ、青を基調にした大作群も存在感がある。「風〜廻る思い」は青と白、両色のグラデーションでチューリップの花を写実的に、しかし幻想的な雰囲気で描いている。三輪さんは「混合技法で青を教わって好きになった。グラデーションも、当時習ったものを生かしている」と言う。

  現在は、仕事をしながら作品制作を行う三輪さん。「気を付けていることは、モチーフと向き合うこと。花なら花を、じっと見る。仕事から帰ってきてから気持ちを切り替えて向き合うので、気分転換にもなる」と話す。訪れる人には「混合技法がどんなものか知ってほしい。ブルーの花というのはあまりないが、違和感なく見ていただけたらと思う」と話している。

  午前10時から午後5時(最終日は同4時)まで。入場無料。
 


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